AbiアートLab|感じる力を育むアートの実験室|神奈川県逗子

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

あなたはセンスが良い?

アート関係の話題になると
「私はセンスがないから……」
という言葉を耳にします。

でも私、その言葉を聞くたびに、
実はずーっと不思議だったんです。
本当に「センスがない人」なんて、
この世にいるのかな?って。

だって、
「この色、好きだな」
「この服を着ると落ち着くわ」
「今日の空、すごくきれい」

そんなふうに心の中で感じている時点で、
もう「感覚」は豊かに動いている。
それって、立派なセンスでしょ。

アート鑑賞は好きだけど
なにかを“描く” となると、
急にみんな不安になっちゃう。


「変だと思われないかな」
「下手だと思われるかも」

つまり、センスがないんじゃなくて、
「自分の感覚をそのまま外に出すのが、
ちょっと怖い」
だけなのかもしれませんね。



最近、読んだ文章に
「センスのいい人は
押しつけがましくなく自然体
さりげなく美しい
無理してなくてもかっこいい」って

改めて「センスがいい」って何だろう?

テクニックがあること?
流行に詳しいこと?
誰かに褒められること?


センスというと思い出すのが
江戸の「粋(いき)」という美意識

表地は地味で質素なのに、
裏地にこっそり遊び心を入れる着物。
誰かに見せつけるのではなく、
自分だけ、あるいはわかる人にだけ伝わればいい。

そんな「見せない魅力」って、
すごくカッコいいなと思うんです。


本当にセンスのいい人というのは、
「誰かになろうとしていない人」
のことなのかも。

人にどう見られるかよりも、
自分が何が好きで、
何を美しいと思うのかを知っていて
その小さな感覚を、
自分の中で大切に磨いている人。


アートって、上手く表現すること以上に、
「私は、本当は何に惹かれる人間なんだろう?」
を、ゆっくり思い出していく時間なんじゃない?


あなたにとって、「心が動く瞬間」はどんな時ですか?
また続き、書きますね。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する