一般社団法人 歯科筋筋膜セラピー協会

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

歯が痛いのに「歯に原因がない」理由

⚫️その歯の痛み、本当に「歯」が原因ですか?

〜見逃されやすい関連痛の正体〜

「歯が痛いのに原因がわからない」

「しっかり治療したのに違和感が残る」

「顎の痛みがなかなか改善しない」

こうしたケースの中に、多く含まれているのが

筋筋膜痛による関連痛です。

筋筋膜痛はどうやって起きるのか

筋肉は本来、縮む → ゆるむというリズムで働いています。

しかし、くいしばりや歯ぎしり、姿勢の崩れ、同じ動作の繰り返しといった負荷が続くと、筋肉は縮みっぱなしの状態になります。

この状態では、運動神経終末からのアセチルコリン分泌が持続し、筋線維は弛緩できず収縮し続けます。

その結果、筋内の血管が圧迫され、酸素供給の低下、ATP不足、代謝産物の蓄積といった循環障害が起こります。

さらに、この不足を補う過程で、ブラジキニン、サブスタンスP、プロスタグランジンなどの発痛物質が放出され、押すと痛みを感じるトリガーポイントが形成されます。

これが筋筋膜痛のメカニズムです。

⚫️なぜ「痛い場所」に原因がないのか(関連痛)

筋筋膜痛が臨床で厄介なのは、痛みの場所と原因が一致しないことです。

これが異所性疼痛、いわゆる関連痛です。

筋肉からの痛み信号は、脊髄や三叉神経核で他の神経と収束します。

その結果、脳は痛みの発生源を正確に判別できず、別の場所として認識してしまいます。

これが収束・投射説による説明です。

臨床では、

咬筋 → 下顎臼歯部

側頭筋 → 上顎臼歯部、こめかみ、頭痛

胸鎖乳突筋 → 前歯、耳の違和感

僧帽筋 → 下顎臼歯部、後頭部痛

※もっと詳しく知りたい方は

「シカキンLINEサポート」で見られます。

➡️https://lin.ee/VdwF8OJ

といった形で現れます。

つまり、歯に異常がないのに歯が痛く感じるという現象が実際に起きています。

⚫️見抜くカギは触診にある

この関連痛を見抜く決定的な手がかりとなるのが【筋触診】です。

筋肉のコリを押した瞬間に、患者さんが普段感じている痛みと同じ感覚が再現されることがあります。

これはファミリアペインと呼ばれる反応です。

「ここを押しているのに歯が痛い」

この体験によって、原因が歯ではなく筋肉にあることを、患者さん自身が体感として理解されます。

筋筋膜痛は、レントゲンやCT、血液検査では確認できません。

だからこそ、どの筋を、どの深さで、どの方向に触れるかという触診の精度が、そのまま診断力になります。

この視点が加わることで、原因不明とされていた痛みに説明がつき、不要な歯科処置を減らし、くいしばりへのアプローチも変わります。

そして「原因がわかって安心しました」という言葉につながっていきます。

⚫️まとめ

筋筋膜痛は、持続的収縮、循環障害、発痛物質によって生じる痛みです。

関連痛は、痛みの場所と原因が一致しない現象です。

そして、痛い場所に原因があるとは限りません。

歯科医療に筋肉・姿勢・機能の視点が加わることで、臨床の見え方は大きく変わります。

それを忙しい歯科現場で実践できる形にしたのがシカキンセラピーです。


※臼田先生のセミナー動画はこちら⬇️

https://youtu.be/9lkEiVzwlDg?si=hHHOIH1t-dnyMT6R


※私(田口)が経験した非歯原性歯痛が劇的に改善した症例報告はこちら⬇️

https://youtu.be/Ic596Qb1E-k?si=sziZRECcY8Io7nm9

ーーーーーーーー

シカキン協会では、

こうした視点を

“現場で実践できる形”に落とし込み、

歯科医療の新しいスタンダードとして

体系化しています。

🟤もう一歩、臨床の引き出しを増やしたい方へ

シカキン協会のメルマガでは

・歯科臨床に活かせる筋骨格系のエビデンス

・現場で使える実践テクニック

・患者さんに伝えやすいセルフケア指導

を配信しています。

「現場で使える知識」を増やしたい方は、メルマガ登録がおすすめです。

登録はこちら👇https://home.tsuku2.jp/merumaga_register.php?mlscd=0000281106

🔵歯科医師の先生へ

歯だけでは説明できない症状に、向き合いたいと感じている先生はこちら。

シカキンマネジメントドクター講座

https://home.tsuku2.jp/f/0000281106/doctor

🔴歯科衛生士・歯科助手の方へ

患者さんの歯ぎしり・くいしばりに、もっと踏み込んで関わりたい方はこちら。

シカキンセラピスト養成講座

https://home.tsuku2.jp/f/0000281106/therapist

「歯」だけで終わらせない歯科医療へ。

その未来は、すでに現場から始まっています。

ーーーーーーーー

一般社団法人 歯科筋筋膜セラピー協会

代表理事 田口直人

理事 臼田 頌 福岡博史

🏠https://shikakin.jp

✉️info@shikakin.jp

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する