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【明治アイスクリームの変遷】あの「高級ブランド」を日本に根付かせたのは?
みなさん、こんにちは。
スーパーのアイスクリーム売り場で、
今も変わらず凛とした姿で並んでいる「レディボーデン」。
現在はロッテさんが製造・販売していますが、
実はこのブランドを日本で「高級アイスの代名詞」に育て上げたのは、
他ならぬ明治(旧明治乳業)だったことをご存知でしょうか。
本日は、私たちが愛してやまないアイスクリームの
裏側にある、情熱と戦略の歴史を紐解きます。
■ 「ご褒美アイス」の概念を発明した日
1971年、明治乳業はアメリカのボーデン社と
ライセンス契約を結び、日本版レディボーデンを発売しました。
当時の日本のアイスは「氷菓子」に近いさっぱりしたものが主流。
そこに、乳脂肪分14%以上という、
当時としては規格外の濃厚さを持ち込んだのです。
明治の技術陣がこだわったのは、単なる輸入物ではなく
「日本人のための繊細な口どけ」。
良質な生乳を活かし、後味のキレを追求した結果、
「スプーンがすっと入るなめらかさ」が誕生しました。
これが「自分へのご褒美」という新しい消費文化を生み、
一時は高級アイス市場の約6割を占めるほどの圧倒的ブランドとなりました。
マーケティングの方針の違いから
明治乳業は1990年のボーデン社との契約解消。
その後、ブランドはロッテさんへと引き継がれましたが、
あの濃厚なミルク感の礎は、間違いなく明治の職人魂によって築かれたのです。
■ 20年の潜伏期間を経て爆発した「エッセル」
さて、現在「アイスクリーム総選挙」でもトップを走る「エッセルスーパーカップ」。
この名前のルーツも、実はレディボーデン誕生と同じ1971年にあります。
当時の「明治エッセル」は、自社技術の粋を集めた高級路線として誕生しました。
名前の由来は、
Excellent(優れた)
Essential(本質的な)
この2つを掛け合わせた造語です。
その後、1994年に「100円・200ml・高品質」という
驚異のコストパフォーマンスを掲げ、現在の「スーパーカップ」へと進化。
ブランドの本質を守りつつ、市場を席巻する破壊力を持った商品へと変貌を遂げたのです。
■ 昭和の子供たちを熱狂させた「ワンハンドの革命」
カップアイスの歴史の裏で、もう一つ忘れてはならないのが「うまか棒」(1979年発売)です。
「アイスは座ってカップで食べるもの」という常識を
覆し、「片手(ワンハンド)で食べる楽しさ」を定着させたパイオニア。
ばってん荒川さんの「うまか棒~」というCMを懐かしく思い出す方も多いはず。
チョコ・ナッツ・バニラを組み合わせた多層構造を、
手頃な価格で全国に普及させた戦略は、まさに乳業メーカーとしての「開発力」と「販売力」の勝利でした。
その系譜は、現在の「角10棒」などへ脈々と受け継がれています。
■おわりに:陳列棚に並ぶ「努力の結晶」
華やかなヒット商品の裏側には、
常に時代を読み解くマーケティング戦略と、品質への妥協なきこだわりがあります。
今日、スーパーでアイスを手に取る際、
「この商品は、どんな想いでここに並んでいるんだろう?」
と、ほんの少しだけその背景に想いを馳せてみてください。
いつものアイスが、少しだけ贅沢な味わいに変わるかもしれません。
それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう!
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