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「動きたいけど動けない…」外側翼突筋

**〜くいしばりが顎の動きを乱す理由〜**

顎の動きに関わる筋肉というと、咬筋や側頭筋をイメージする方が多いと思います。

しかし、もう一つ大切な筋肉があります。

それが「外側翼突筋」です。

外側翼突筋は、下顎を前に動かす働きを持ち、顎関節の動きをスムーズにするために重要な役割を担っています。

ところが臨床では、口が開きにくい、アゴがズレながら開く、アゴを使うと音がする、などこの筋肉がうまく使えていない状態になっていることが少なくありません。

その原因のひとつが、くいしばりです。

くいしばりによって咬筋や側頭筋が硬くなると、下顎は上や後ろに引かれる力が強くなります。その結果、前に動かす役割を持つ外側翼突筋は、動こうとしても動けない状態になってしまいます。

いわば、「動きたいけど動かせない筋」です。

さらに、この状態に影響するのが姿勢です。

頭が前に出た姿勢(頭部前方位姿勢)が続くと、首の後ろにある後頭下筋群が緊張しやすくなります。すると頭全体が後ろに引かれるような状態になり、その影響で下顎にも後方へ引かれる力がかかり続けます。

こうした状態が重なることで、外側翼突筋は本来の働きができない「機能不全」の状態になっていきます。

外側翼突筋がうまく働かなくなると、顎の動きはスムーズにいかなくなります。

その結果、

・口が開きにくい

・顎が引っかかる感じがする

・顎関節に負担がかかる

といった変化が起こりやすくなります。

また、この状態が続くことで、TCH(歯列接触癖)やくいしばりがさらに強くなるという悪循環につながることもあります。

ここで大切なのは、「硬くなった筋肉をゆるめる」だけでなく、「うまく使えていない筋肉を使えるようにする」という視点です。

外側翼突筋に対しては、下顎を前にコントロールして動かすようなエクササイズが有効です。

こうした動きを取り入れることで、顎の動きがスムーズになり、くいしばりのコントロールにもつながっていきます。

顎関節症やくいしばりを考えるときには、単に痛みのある部分だけでなく、筋肉のバランスや姿勢も含めて捉えることが重要です。

外側翼突筋は「使われていない筋」ではなく、「使いたくても使えない状態にある筋」です。

この状態を変えるためには、

ただゆるめるだけでなく、「正しく動かす」ことが重要になります。

実際にこの動きを行ってみると、

「思ったように前に出せない」

「こんなに動かしにくいのか」

と感じる方も多く、それだけ外側翼突筋がうまく使えていないことに気づかされます。

だからこそ、シンプルに“動かす練習”をすることが、顎の動きを変える第一歩になります。

そのための具体的な方法が、

「チンアイーンエクササイズ」です。

やり方はとてもシンプルですが、ポイントを押さえて行うことで、顎の動きやくいしばりの感覚に変化が出てくることがあります。

まずは一度、実際の動きを確認しながら試してみてください!

▶️チンアイーンエクササイズ

https://youtu.be/b_WbthswtkM

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