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【感動】10年前の「一本の電話」から始まった、世界へ続く「黄金の道」
皆さま、こんにちは。
3月14日、私は山形県村山市で開催された「むらやま新体操教室 第4回演技発表会」に招待客として出席してきました。
そこで目にしたのは、単なる習い事の発表会の枠を超えた、「世界を目指す本気の眼差し」でした。
今日は、この感動の舞台裏にある、10年前から続く不思議な縁と、少女たちの成長の物語をお届けします。
■ すべては「一本の電話」から始まった
今から約10年前。当時、私は(株)明治で東京2020オリンピック・パラリンピックの担当をしていました。そんなある日、村山市役所のホストタウン担当、矢口課長(当時)から一本の電話が入ります。
「ブルガリア新体操代表の事前キャンプ地に決まりました。でも、市民はブルガリアといえば『ヨーグルト』しか知りません。明治さん、力を貸してください!」
この熱意に突き動かされ、私たちは様々な協力体制を築きました。これが、私と村山市の長いお付き合いの始まりです。
■ 「黒い練習着」に宿る、アスリートの矜持
昨年12月、パリオリンピック銀メダリストの
ボリァナ・カレンさんが村山市を訪れました。
そのイベントには、地元の「むらやま新体操教室」の生徒たちも参加していました。
黒の練習着に、きりりと結びあげた髪。
小中学生ながら、その佇まいはすでに
「一人前の新体操選手」そのもの。
その凛とした姿に驚き、胸が熱くなったのを覚えています。
それから2ヶ月。いよいよ発表会当日。
開演前、無観客の会場に入ると、そこには黙々と反復練習に打ち込む彼女たちの姿がありました。
コーチの的確な指導に対し、響き渡る「はい!!」という清々しい返事。
そこには、馴れ合いではない、強固な師弟の信頼関係が流れていました。
■ 表現力の裏側にある「覚悟」
演技が進む中で、特に印象的だったのがベッド・ミドラーの名曲「The Rose」に乗せた演技です。
驚いたことに、生徒たちは自ら歌詞を翻訳し、その意味を深く理解した上で舞台に臨んだといいます。
現代の新体操において、選曲に合わせた表情や細かな所作は、得点を左右する重要な要素だと招待客の青梅RGの横山先生は指摘しており、今回もそうした中で、よく練られた内容でした。
また、バレエコーチによる徹底した姿勢指導も相まって、指先、つま先まで神経の通った美しい演技が披露されました。
私が「素晴らしい成長ですね!」と伝えると、藤井主任コーチは一言。
「いや、まだまだです」
その言葉は決して謙遜ではありませんでした。賛助出演した中学生選手の圧巻の演技を目の当たりにし、
私はコーチの言葉の真意――「ここから世界を獲りにいく」という真剣な意気込み――を肌で感じたのです。
その一方で、かつてのトップアスリートで、現在日本女子体育大学理事長の石崎先生は心温まる講評を生徒だけでなく、参列している保護者の方々にも述べられました。
■ 語り継がれる「We will win!」の精神
10年前、村山市の体育館でブルガリア代表チームの練習を見学した際、
通訳のヤンコさんがコーチの言葉を通訳した内容が今も耳に残っています。
コーチから飛ぶ怒号。
「あんたの代わりなんて、いくらでもいるのよ!」
あまりの厳しさに、夕食時に部屋から出てこられない選手もいたそうです。
しかし、彼女たちはその逆境を糧にし、東京2020で悲願の団体金メダルを掴み取りました。
村山市の体育館前には、それを記念した碑が建っています。
「We will win!(私たちは勝てる)」
■ 編集後記
今回、むらやま新体操教室の生徒たちが、かつてのブルガリア代表と同じ場所で、同じ志を持って練習に励む姿に、未来のメダリストの影を見ました。
1年後、5年後、そして10年後。
この村山の地から、世界へ羽ばたく翼が育っていくことを確信しています。
挑戦し続ける彼女たちの物語を、これからも一緒に見守っていきませんか?
それでは、次回のメルマガでお会いしましょう。
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