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日本人の美的感覚は、巨大噴火が生んだ?!

こんにちは。


先日、NHKの番組で
「巨大噴火が日本人を生んだ」
という話をしていました。


火山。 地震。 津波。
日本列島は、
地球の大きな力がぶつかり合う、
世界でも稀な「激しい場所」です

人間の力では、到底抗えない
巨大なエネルギー。 


私たちの先祖は、
その「いつ壊れるかわからない大地」の上で
何千年も生きてきました。


実は、日本人の約8割は、
「不安を感じやすい慎重派」なのだそうです。
それは、臆病だったからではありません。
遺伝子に組み込まれた
生き抜くためのセンサー
危険を察知する能力

そうだったのかぁ~


そして
その環境の中で生まれたのが、
森羅万象に神が宿る、という感覚。

山や大きな岩がご神体になるのも、
そこに抗えない力を感じていたから。


しかし
どんなに祈っても、 どんなに願っても、
自然は時にすべてを打ち砕く。


そこで生まれたのが、

無常観

なんだそうです。


ずっと続くもの、変わらないいるものはない。
形あるものは、いつか必ず壊れる。


でも、日本人は
それを「絶望」とは呼びませんでした。
むしろ、移ろいゆくものの中に
「美しさ」を見出したのです。


今、この瞬間を感じる
美意識になっていった。


桜は散るけれど、 もう夏には次の準備をしている。
夕日は沈むけれど、 また朝日になって昇る。


終わりは、断絶ではない
終わりは、次の始まりへ
バトンを渡すプロセス


私が、無常という言葉に感じるのは、
ただの「はかなさ」ではなく、
変わり続けることで
「続いていく」という生命です。


私たちは、
過去の経験の積み重ねを受け継ぎながら、
ずっと続いている流れの中に
今、いると改めて思います。


理由もなく涙が出るとき
なんか「いいなぁ」と感じる瞬間


それは、 頭で考えているのではなく、
細胞に刻まれた遠い記憶
過酷な大地で「今、この一瞬」を
慈しんできた先祖たちの感覚が、
深いところで共鳴しているからかもしれません


生き抜くために必要だったその「鋭い感性」を、
今、美意識として受け継いでいるとしたら
壮大な物語だとおもいませんか?!


今日は少しだけ、
変わっていくものに目を向けてみるってどうかな?

光の移ろい。 風の強さ。 影の伸び方。
夏に向かって動きが変わってきていることに
気づける繊細さは
この大地がくれたギフトなのかもしれないですね


今、生きていることも、宇宙だぁ~。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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