琉球藍染め ai no iro festibaru

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藍のせいにしない ― 自分への戒めと覚悟 ―

昨日、私の染め場に
3名の方が見学に来てくださった。

ただ、万全ではなかった。

藍の調子が、まだ整っていない。

藍は生き物だ。
発酵が整わなければ、
本来の色は出せない。

事前に、染め体験が
できないことは伝えていた。

すると返ってきたのは、
「直接お話を伺えるだけでも
嬉しいので、お逢いできるのを
楽しみにしています!」
という言葉だった。

嬉しかった。

でも同時に、
藍に触れてもらえない申し訳なさと、
もどかしさもあった。

中には神奈川から遥々
来てくださった方もいる。

遠く沖縄の、しかも北部まで。

“見学だけ”で
本当に良かったのだろうか。
そう自問した。

案内を終えたあと、
改めて強く思った。

「藍に触れてもらうための準備を、
私は怠ってはいけない。」

もちろん相手は自然だ。
いつでも思い通りにいくわけではない。

でも――
それを理由にしていいのは、
やれる準備をすべてやり切った
人間だけだ。

「今日はできません。また今度。」

そう言って、
次にチャンスが来るほど甘くはない。

旅行者なら、なおさらだ。

1打席目で結果を出せなければ、
次はない。
それがプロの世界だ。

本気で、どうにかすると決めた。

藍のせいにしない。
自然のせいにしない。
整えるのは、私の仕事だ。

そして――
ここまで来ないと
本気で動けなかった
自分の甘さも認める。

でも、気づいた今なら変えられる。

遠くから来てくださる一人ひとりに、
「来てよかった」と
心から言ってもらえる場所にする。

藍を通して、
笑顔が増える空間を創る。

私自身が、
初めて琉球藍に触れたときに感じた
何ものにも代え難い、
神秘的で美しいグラデーション。

あの瞬間、
私は「沖縄のあお」に惚れた。

だからこそ――
あの感動を、
足を運んでくださった人にも
必ず届ける。

あの感動を分かち合える世界を、
私は創る。

だから今月末、
ワークショップを開催すると決めた。

動かなければ変化は起きない。

詳細は、次回お伝えします。

そして――
この決意を、形にする。

#琉球藍で人と繋がる世界を広げる
#琉球藍で大切な人を笑顔にする

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