mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
ペットは"物"ですか?
先日、ペット新産業人会議という場に参加してきました。
今の私は、息子が立ち上げたドッグアパレルブランドの縫製をしながら、イベントのサポートもしています。
この会議のお誘いは、息子があるイベントでご縁をいただいたことがきっかけでした。
正直に言うと、
少し前の私だったらきっと
「私には関係ない世界」
そう思って行かなかったかもしれません。
でも今回の私は違いました。
行ってみたい。
見てみたい。
どんな人たちが集まるんだろう。
そんな心の奥から湧いてきた欲求に、素直に従ってみようと思ったのです。
とはいえ、当日までは少し不安もありました。
「私が行って場違いじゃないかな」
そんな思いも正直ありました。
会場には、環境省の方、
多くの獣医師の先生方、
そしてジャパンペット総合スクールの理事長、
たくさんの事業者の方々がいらしていました。
その中で、ある獣医師の先生がこんなお話をされました。
交通事故で警察に運ばれてきた犬。
すぐにオペが必要な状態だったそうです。
先生は思ったそうです。
「よかった。今すぐ手術すれば助かる。
ペットにとって、いい時代になったな」
けれどその直後、
警察の方からこう言われたそうです。
「手術は待ってください」
「2週間待ってください」
なぜなら――
ペットは“物”だから。
その話を聞いたとき、胸が締め付けられました。
そして思い出したのが、
2024年1月の羽田空港日航機炎上事故。
貨物室に預けられていたペットたちが救出できず、亡くなった出来事。
盲導犬、警察犬、救助犬。
そして、ただ“そばにいる”というだけで
私たちの心を支えてくれている存在。
ペットを飼うことが、
私たち人間の心身に大きな効果をもたらすことは、すでに実証されています。
それでも私たちは、
その命に本当の意味で敬意を払えているのだろうか。
私は、この言葉で泣きそうになりました。
環境省の方もおっしゃっていました。
社会は、少しずつ変わってきている、と。
知っていますか?
ただ歩くのと、犬と一緒に歩くのとでは、
“歩くスピード”が違います。
あの少しゆっくりで、少し立ち止まるリズム。
あのペースが、私たち人間の健康にとても良い影響を与えるのだそうです。
犬たちは、
何気ない日常の中で、
私たちの身体も、心も、整えてくれている。
なんて尊い存在なんだろう。
このことを、
一人でも多くの人に知ってもらえたらと思い、
今日この文章を書きました。