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居場所づくりの第一フェーズ
今、私は琉球藍染めをしながら、
小・中・高校生を対象にした
居場所型学習支援教室の
教室長を担っている。
沖縄北部の子どもたちの伴走支援だ。
昨日も、
中学生や高校生と
夢や、ちょっとした恋の話をした。
消防士になりたいという子とは、
一緒に筋トレメニューを考え、
一緒にトレーニングした。
ここには、近くの大学の学生も
サポーターとして関わってくれている。
子どもたちは、
私だけでなく、
いろいろな大人と出逢い、
言葉を交わし、時間を過ごす。
そんな一日の終わり、
帰り際に気づいたことがある。
これまで私は、
「子どもたちが“自分でできた”と
自信と手応えを実感できること」を
一つのテーマにしてきた。
もちろん、それは大切だ。
でも――
そのフェーズに入る前に、
もっと大事な段階がある。
それは、子どもたちが
「ここに来て過ごすと、
明日も元気に頑張れそう」
そう思える場所であること。
さまざまな背景や不安、
困り感を抱えた子どもたちが、
この場所に来る。
対話し、悩み、考え、笑い合い、
一緒に時間を過ごす。
そして帰るときに、
「なんか、明日も頑張れそう」
そう言って、笑顔で帰っていく。
まずは、その状態をつくること。
“できた”の前に、
“ここにいていい”がある。
安心できる場所があるからこそ、
人は挑戦できる。
不安を抱えたままでは、
人は前に進みにくい。
私たちはつい、
「成長」や「成果」に
目を向けてしまう。
テストの点数
試験の合格
スキルの習得
けれど本当に必要なのは、
“明日も来たいと思える場所”
なんだと思う。
「なんか元気が出た」
「ちょっと気持ちが軽くなった」
そんな目に見えない変化こそが、
次の一歩を生む。
居場所とは、
何かを教える場所ではない。
何かを証明させる場所でもない。
少しだけ前を向きたくなる場所。
私は、大学生のサポーターたちと
ともに、その場所を丁寧につくりたい。
#琉球藍で人と繋がる世界を広げる
#琉球藍で大切な人を笑顔にする