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新月に思ったこと!毎日掘り返したら、芽は出ない!!

こんにちは。
昨日は新月でしたね。

新月には
「願いや目標設定を書くといい」とよく言われます。

でも、願い事や目標設定を考えると、
つい「できていないこと」に目が向いて、
それを埋めるための願いを考えがちではないですか?


「わーい!願い事!何にしよう!」と
ワクワクして始めるけれど、
実は意外にきついな……と感じちゃう。

私はそうでした。
こんどこそ!とかって思っちゃう…。


新月は、宇宙にオーダーするというより、
自分の中にそっと「種」を見つけて置いておく日。

それくらい、静かなものでいいのかもしれません。
種を置く。

それは、立派な『目標』を立てることではなくて、
『意図』や『こうありたいなという方向性』を
心の隅に置いておくような感覚です。


自分の中に種を置くと、
脳はそれを「大事なもの」と認識し始めます。
すると無意識のうちに情報を拾い始め、
出会いのフィルターが変わり、行動が少しずつ変わっていく。
その積み重ねが、いつの間にか現実を作っていく……。


でも……種を置いたあと、気になっちゃうこと、ありますよね。

「どうなったかな?」
不安で何度も確認したり、結果を急いで誰かと比較したり。
ついついやっちゃう、掘り返し!


実はこれ、
「不安」が脳の扁桃体を刺激して、身体を緊張させているから!
緊張すると回路が固まって、かえって芽が出にくくなる……。
そんな、ちょっと皮肉なことが起こっているようなんです。


「ひらめき」が欲しいときも、これに似ている気がします。

よくこんなアドバイスを耳にしませんか?
深呼吸・瞑想・足裏の刺激・朝日を浴びる・ジャーナリングをする …

「あぁ、そんなこと言われるよね〜」って、思いました?


でも、ひらめきを求めて
一生懸命これらをこなそうとすると、
脳は「うわっ、やることが多い! 危険!」と、
逆に緊張しちゃうんだって!


緩むための方法が、かえって緊張を生んでしまう。
これって、なんだか矛盾~。


不安になって確認しすぎると、
脳はざわつき、芽は出にくくなる。
だから今、必要なのは「掘らない勇気」!


そこで思い出したのが、
日本の「余白」という文化です。


日本の美意識って、
足す文化じゃなくて 引く文化。
説明を足すんじゃなくて 削る。
整えるんじゃなくて 空ける。

ひらめきも
頑張ると来ない。
「空く」と来るじゃない!…忘れた頃に


余白って何かというと
「掘らない勇気」かも。


日本の余白の美も

全部説明しない。
完成させすぎない。
見る人にゆだねる。

そこに呼吸が生まれる。


民藝のいう、“未完成の美”は 完璧ではなく、
日常で使われる中で育っていく余白かも。


もし、新月に置いた種を掘り返したくなったら
日本人の奥底に眠る「余白の美学」を、
ちょっと思い出してみませんか?


新しい願いを増やすのではなく、
ひとつ種を置いたら、あとはそっとしておく。
「掘らない勇気」を持って、待ってみることにしましょう。


自分のご機嫌な時間に
種が育つヒントが隠れているかもしれません。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。




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