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メールマガジン バックナンバー
いつも転機は「掃除から始まる」
過去に、ふとした疑問が
湧いたことがある。
「ジブリ映画は、
やたらと掃除のシーンが多いな」と。
トトロに、魔女の宅急便、
千と千尋、ハウル、コクリコ坂……。
物語が動く前や、
大切な転換点の前に、
必ずと言っていいほど
“掃除”の場面が描かれている。
それは、ただの生活描写ではなく、
物語が動き出す
スイッチのような役割を
担っているように感じた。
禅の世界でも、
掃除は特別な意味を持つ。
掃除は「動く禅(作務)」と呼ばれ、
汚れを落とす行為であると同時に、
心を洗い、磨く行為とされている。
「一掃除、二信心」
祈りや学びよりも、
まずは掃除が先。
無心で手を動かし、
目の前の作業に集中する。
過去を悔やまず、
未来を案じず、
ただ「今、ここ」に在る。
部屋は、心そのもの。
空間が整うと、
不思議と心にも
余白が生まれる。
思い返せば、
私自身の人生の転機も、
いつも掃除から始まっていた。
会社を閉めると決めたとき、
仕事を失う不安よりも先に、
心に浮かんだのは、
「トイレ掃除からでも、
必ず這い上がってやる」
という覚悟だった。
今も、家の掃除は
本気でやっている。
それだけでなく、
清掃の仕事も、
あえて定期的に続けている。
効率でも、
格好良さでもない。
私にとって掃除は、
軸を整えるための
一つのルーティンなのだと思う。
迷ったとき。
立ち止まりそうなとき。
次の一歩が見えないとき。
何かを足す前に、
まずは掃除をする。
削ぎ落とし、
整え、
余白をつくる。
不思議なことに、
そうしていると、
次に進む道は、
自然と見えてくる。
だからきっと、私の転機は、
これからも 掃除から始だろう。
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