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メールマガジン バックナンバー
事実はひとつ、でも「真実」は人の数だけ。
こんにちは。
いつもメルマガを読んでくださって、ありがとうございます。
先日、ふと耳にしたクイズ。
「真実と事実――ひとつしかないのはどっち?」
答えは、「事実」
コナンくんのセリフを変えないと~
「真実」は人の数だけある。
そう聞いたとき、
なんだか心がやわらかくなった気がしました。
この話を聞いて、思い出したのがピカソの傑作「泣く女」です。
モデルは当時の恋人、ドラ・マール。
スペイン内戦中のゲルニカ爆撃を受けた人々の
苦悩を象徴するテーマから発展したもので、
ピカソが彼女を通して戦争と悲嘆を表現したとされています。
実は、彼女と別の女性(元恋人)がピカソを巡って
アトリエで取っ組み合いの喧嘩を始めたという話もあるんです。
彼は仲裁もせずに、
ただ冷静にその様子を観察して描き続けた……という話しが
まことしやかにささやかれております。(事実ではないようですが)
崩れていく彼女たちのいろいろな角度からの表情を、
頭の中で再構成していたのかもしれないと思われても
納得がいく作品なのかも知れないですね
ピカソが生み出したキュビズムには
「今見えているものの他にも、いろんな面があるんだよ」と
言われている気がします。
同じように、クロード・モネもまた、
最愛の妻の「死に顔」を前にして、
悲しみに溺れる自分とは別に、
その肌に映る朝の光の変化を冷徹に観察し、
筆を動かさずにはいられなかったといいます。
画家には、豊かな「感情」の他に、
科学的な「観察眼」が共存しているんです。
身近な子どもの絵にもまた、驚かされます。
現実の形よりも、
「印象に残ったところ」を大きく描いたり、
「見えた」より
「感じた」ことがそのまま絵になっていたり。
ある人が言っていました。
**「良い作品とは、
見る人の数だけ物語が生まれるもの」**だと。
作者が意図していなかったとしても、
その作品に触れた人が、
自分の中に物語を生み出せる余白がある――
それが「真実がたくさんある」と
いうことなのかもしれません。
私の中にだけ広がる「真実(空想物語)」が生まれてくる。
その瞬間がたまらなく楽しい!
事実はひとつ
真実はあなたが感じた数だけあります。
あなたが感じたこと、
それはあなただけの、かけがえのない物語です。
誰かと同じでなくていいに決まってる。
同じ景色を見ても、違って感じるからこそ、
この世界は面白いんです。
今週は、違いを楽しみましょう!
違いを楽しんでいると、視点が増えますね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。