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メールマガジン バックナンバー
目標が言えなくても大丈夫。今年は“心地よい途中”を楽しむ一年に。
あけましておめでとうございます✨
いつもメルマガを読んでくださって、ありがとうございます。
新しい年が始まりましたね。
みなさんはどんなお正月を過ごされましたか?
この時期、世の中は
「今年の目標は?」「今年の漢字一文字は?」という空気であふれます。
私はというと…
その空気に、なんとなく「そわそわ」してしまうのです。
目標がなかったらダメ?
夢がぼんやりしていると、ちゃんと生きていないみたい?
そんなふうに「決めなきゃ」と思えば思うほど、
なぜか息苦しくなってしまう。
昨年のこと。
テレビで大塚愛さんが
名曲「プラネタリウム」について語っていました。
聴く人が「深い歌詞だ」と熱心に意味を読み取っているのに対し、
ご本人は「公園で、たまたま花火と星空が同時に見えたからできた曲で、
特に好きというわけでもない(笑)」と話されていたのです。
あぁ、作品って、やっぱり作者の手を離れた瞬間から
“受け取った人のもの”になるんだな。
そんなふうに感じました。絵画も同じだからです
最初から完璧な意味がなくてもいい。
意図してなくても、誰かがそこに“何か”を感じてくれる。
それってすごく自由で、素敵なことだと思いませんか?
ふと思い出したのは、日本料理の「会席料理」です。
どのタイミングで箸を止めても、お皿の上は
整っていて美しい。しかも食べやすい。
季節の移ろいまで、そっと添えられていて、
食べる「過程」そのもので心が豊かになります。
そして、10代の頃にイギリスでビックリした体験も思い出しました。
デザートにワンホールのアイスクリームケーキが出てきてたんです。
(当時はとても珍しかったんです!)
見事な出来栄えに感動した直後、
大きなスプーンでザクッと無造作にすくわれて、
お皿に「ボン!」と盛られたんです。
もうビックリ!
「えっ、もったいない!」
せっかくの美しい形が、あっけなく崩されてしまった切なさ。
混ざっちゃったのを どうやって食べよう…って
最近流行りのデカ盛りもそうかもしれません。
「こんなに盛れました!」という主張は感じても、
食べやすさや、食べている途中の“余白”や“美しさ”が
置いてけぼりになっているような…。
――これは、私の価値観です。
突然ですが 歌舞伎もそう!
いつ写真に撮られても美しい形!
ブルース・リーはそれに感動して
自分の映画にも取り入れていたんですって!
人生も、創作も、料理も、
「どんなふうに完成するか」よりも、
**「いつ立ち止まっても“心地いい”と感じられる、途中の時間」**
私には、そちらの方が大事に思えるのです。
今年は、無理に目標を掲げなくてもいいかな。
言葉にして宣言しなくても
心の中ではもう、決まっている。
“決める”より“感じる”を
「進む」より「味わう」を
制作の途中が豊かなら、
それだけで最高に素敵な一年になる気がします。
そう、そこだぁ~
今年はそんな“途中”を楽しむ年にしたいと思います。
あなたのこの一年が、
どこを切り取っても“心地よい途中”でありますように。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。