夫婦がすれ違う"本当の原因"はどこにあるのか

– 見えないズレが起きるメカニズム –
こんにちは。

今日は、30年間の実践と実験を通して得てきた「原因と結果の法則」について、 私自身の夫婦関係の体験を通してお伝えしたいと思います。

■ この世に"問題のない人生"は存在しない

どんな家庭にも、どんな人にも、問題のない人生はありません。
事情も環境も違っていても、 人はそれぞれに「学ぶこと」「乗り越えること」が与えられています。

自然界にはプラスとマイナスがあり、陰と陽があります。 東洋医学で語られるこの陰陽の関係は、私たちの日常にも深く根を下ろしています。


■ 結婚生活のスタートラインで起きた"見えないズレ"

私は独身の頃から学んできた生き方を25歳から実践してきました。

そして人生で初めて、"こんなにも好きになれる人" と出会い、結婚しました。
「主人に頼りたい」
「大事にされたい」
女性としての可愛らしい気持ちで、そんな思いを胸に結婚したのです。

ところが――
結婚と同時に、不思議なことが起こりました。
まるで陸上のスタートでピストルが鳴った瞬間、
お互い同じ方向を向いているのに、別々のレーンで全力で走り出す。

そんな体験でした。
"好きだから" "一緒にいたいから" 結婚したのに、
現実は、夫婦という男女ではなく「家族という形」に変わる瞬間でもありました。
■ それぞれの"役割"に全力疾走してしまう現実

主人は外で働き、私は家を守る。
ゴールは同じ方向でも、走るレーンは別。
その中で私は、
「もっと可愛がってほしい」
「女性として扱ってほしい」
そんな気持ちを抱えながらも、言えずにいました。
私は家をきれいにし、料理をし、
"100％褒めてもらえる主婦" を目指して努力しました。

しかし、疲れて帰ってくる主人からは、
「家きれいだね」「ご飯おいしいね」という言葉よりも、できていない部分の指摘が返ってくる。
そんな結婚生活のスタートでした。


■ 溜まっていく感情と、女性としての"本音"

主人が働いてくれていることへの感謝はある。
だから、我慢なのか諦めなのか分からない感情が少しずつ蓄積していく。

私はこの生き方の力を知っていたから、良妻賢母を目指して尽くし続けました。
でも、尽くせば尽くすほど虚しくなる。
それは、
「女性として大切にされたい」
「求められたい」
そんな気持ちが満たされなかったから。
素直に伝えられない苛立ち、寂しさ、怒り――
それらが心の奥に重なっていきました。
■ "逃げない"と決めた理由

お金がない生活の中で、現実的に考えれば私も働くべきでした。

でも、私には確信がありました。
今ここから逃げれば、
一生お金に追われ、
夫婦ですれ違い、
子供に悩まされ、
老後も苦しい生活になる。
私は過去の実践で、
"原因を正せば結果は必ず変わる" ということを体で知っていました。

だからこそ、逃げないと決めて、主婦業に徹したのです。

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