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悲しみシリーズ 第二回

『どうして悲しみを止めてはいけないのか』

前回は、まず“悲しんでいる自分に寄り添うこと”について書きました。
今回はもう一歩踏み込んで、
なぜ悲しみを止めてはいけないのか
その理由をお伝えしたいと思います。

悲しみは、ただの「嫌な感情」ではありません。
静かに、でも確実に、あなたの内側を動かすエネルギーです。



① 悲しみは、本来“流れるエネルギー”

悲しみって、本当は
感じれば自然と流れていくエネルギーなんですよね。

でも、
「泣くな」
「強くなりなさい」
「気にしちゃダメ」
こういう言葉を真に受けてきた私たちは、つい悲しみを止めがちです。

止めた悲しみは、胸やお腹、喉あたりに溜まりやすくて、
上半身がパンパンになったり、息がしづらくなったりします。



② 悲しみを止めると、別の感情に化けてしまいます。

押し込めた悲しみは、静かに形を変えるんです。

・イライラ
・不安
・モヤモヤ
・漠然とした緊張
・自己否定

本当はただ “悲しいだけ” なのに、
それが認識されないから、全く違う表情で出てきてしまいます。

だから、原因が分からないままイライラしてしまったり、
「なんでこんなに不安なんだろう?」と戸惑ってしまったりします。

悲しみに気づかれなかった心が、「ここにいるよ」と叫んでいるんです。



③ 悲しみは、あなたの“本当に大切にしているもの”を教えてくれます。

悲しみが出る時って、必ず裏側に “大切にしているもの” があるんです。

・本当はわかってほしかった
・優しく扱われたかった
・繋がりたかった
・大切にしてほしかった
・愛したかった

悲しみは、その“本音”に気づくための入り口。

だから止めてしまうと、
自分が何を大切にしているのか、何を望んでいるのかが見えなくなります。

悲しみは、あなたがあなたに近づくための道です。



④ 悲しみを感じきると、心が自然に軽くなる

悲しみをちゃんと感じると、
泣ける時は泣いて、静かに流れていきます。

胸が少し軽くなる。
深呼吸がしやすくなる。
身体の緊張が緩んでくる。

状況が解決したわけじゃなくても、
エネルギーが動いた証。

「悲しみって、こんなにやさしい感情だったんだ」
そう気づく瞬間があります。



⑤ 悲しみを止めることは、“悲しんでいる自分を否定すること”

悲しみを止め続けると、
悲しい自分を「ダメだ」と扱ってしまいます。

「まだ悲しいなんて弱い」
「こんなことで泣くなんておかしい」
「私が悪いんだ」

こういう否定の積み重ねは、
自分の声を聞く力を弱めてしまいます。

悲しみを感じられるって、実はとても優しいこと。
とても人間らしいこと。

だから、止めなくていいんです。



🌙 悲しみは、あなたの心が“ここにいるよ”と教えてくれるサイン

悲しみが出るたびに、
それはあなたの中にある “大切なもの” に触れている証拠。

悲しみを丁寧に扱うほど、
本当の自分の声が聞こえるようになっていきます。

そして次回――
「悲しみをどう扱うと、心が軽くなるのか」
ここをさらに深く、一緒に紐解いていきますね。

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