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慌てない ! 着崩れは“その場で直せる”

せっかくきれいに着付けたのに、
動いているうちに襟元や帯がずれて「どうしよう…」と焦った経験、ありませんか?
実は、着崩れは“その場で簡単に”整えることができるんです。

お出かけ中の着崩れは、ちょっとした動きや姿勢のクセから起こります。
でも、慌てなくても大丈夫。以下の手順で整えましょう。

① 襟元がゆるんだとき
・首周りの着物と長襦袢の衿をそろえ、上前の衿を軽く押さえながら、衿先を下にひく。
・着物の後ろから手を入れ、長襦袢の腰のあたりを両手でつかみ真下に引く。その時、肩を後ろに回しながら引くとよい。
② 帯が下がってきたとき
・帯の下に手を入れ、ぐっと持ち上げて位置を整える。
・ハンカチなどを折って厚みを出し、着物と帯の間に入れて落ちるのを防ぐ。
③ 裾が下がったら
・上前が下がったら、おはしょりを上にあげ、腰紐を押さえ、紐の上の着物を引き上げて、褄の先を上げる。
・下前が下がったら、上前をめくり、下前を腰紐の内側に押し込んで引き上げ、長さを調節する。

🌿 Miyabiyaka流ひとこと
着崩れは“恥ずかしいこと”ではなく、
着物を着て動けるようになった証。
少しずつ直せるようになると、着物がもっと自由になります。

💡 次回予告
次回は「帯結びを長時間きれいに保つコツ」。
お出かけの最後まで美しい姿をキープする秘訣をお伝えします。

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