やまとしぐさはぐくみ伝承者の飯田真由美です。
いつもご購読ありがとうございます。

11月も残り僅かになりました。

一年の締めくくりである12月は、
気づけば心が前のめりになり、
「急がなきゃ」「やらなきゃ」と
自分を追い立ててしまいがちです。

けれど本来の“師走”は、
走り回る月ではなく、心を整え感謝を形にして
歳神様をお迎えする準備の月です。

玄関を清める、机の上を整える、
家族にひと言「ありがとう」と伝える。
それだけで、場の気がふわっと柔らかく変わります。

そして何より大切なのは、
一年を懸命に生きてきた自分に
「よく頑張ったね」と声をかけること。

心のちりほこりが落ちていき
穢れが払われ
新しい年を迎える心が整いはじめます。

慌ただしさの中でも、
やまとしぐさ七つ道具を使って
今にいる時を増やしてください。

整った心で
歳神様をお迎えして
来る年の幸せを呼び込みましょう。