mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
#42 佐藤進一の万能健康法 カイロス時間のタイパ重視
#42 佐藤進一の万能健康法 カイロス時間とタイパ重視とボンくん
ヴィム・ホフ・メソッド認定インストラクターの佐藤進一です。
1 クロノス時間・カイロス時間の復習
2 パーソナリティタイプ プロモーターの損得勘定とは?
3 東京ボートサーフ時代のカイロス時間の思い出
4 フライドチキンをきっかけにスポーツトレーナーと食品ジャーナリストが生まれた!
5 どうすると人生の転機となるようなクロノス時間が訪れるのか?
1 メルマガ#37 クロノス時間・カイロス時間に登場した2つの時間の復習から
メルマガ#37を読み直してみるのをオススメしますが、、、簡潔にまとめると
クロノス時間:客観的で計測できる量的な時間
カイロス時間:主観的で質的な時間 人生のおける深い気づき 感情に満ちた機会
2 パーソナリティタイプ プロモーターの損得勘定とは?
ケーラーコミュニケーションズのプロセスコミュニケーションモデル(以下PCM)
による性格判定でベースはパシスターですが、フェーズがプロモーターです。

プロモーターは
・環境への適応力に優れ、プレッシャーに強い。
・人を行動に駆り立てるような、交渉力・説得力がある。
・「私は他の人とは違う」という雰囲気を持っている。
・単刀直入に話し、言葉が端的。
というのが特徴とされます。
それ以外にも、損得で行動するという特徴があります。
”損得で行動する”というのが、あまりピンと来なかったので、
プロモーターになりたての移行期だからシックリ来ないのかもと思っていましたが、、、
損得と言えばお金の事だろうと勝手に思い込んでいたからでした。
私が気にかけているのはカイロス時間の損得でした。
「今日は海に行くのがいいのか?カフェで本でも読んでいたほうがいいのか?」
「どちらの過ごし方の方が自分の人生にとって意味があるのか?」ということを重視して判断しています。
3 東京ボートサーフ時代のカイロス時間の思い出
先週末、鴨川のサーフポイントの駐車場で偶然、サーフィン教室”東京ボートサーフ(2013-2019)”の元生徒さんに会いました。当時の私のサーフィン教室はとても濃厚な時間だったという話をしてくれました。
東京湾マリーナから出航するたびに東京ディスニーランドが見えて、”同じ2万円ならアレを超える体験を提供したい”と思ってきました。毎週土曜日にボートサーフィンのイベントがあるのですが、水曜日の松戸でのスタジオレッスンからサーフィンの一連の動作の練習が始まります。金曜日の夜に道具の準備をする時間。当日の朝、車でマリーナの駐車場まで来る時間。駐車場での説明の時間。モーターボートに乗ってポイントまで行く時間。波に乗っている時間。ボートでのコーチングの時間。ヨットハーバーのレストランで自分のライディング動画を見直す時間。
「それぞれの時間は生徒一人一人の波乗り人生にとって意味があるのか?」ということを考えて、その時々に人生を変えるきっかけになる一言を、一人一人に短いフレーズで声掛けしてきました。
説明を聞くのが好きな人、1人でイメージトレーニングするのが好きな人、ただただ失敗を恐れている人
それぞれの性格に合わせて、最適な声掛けするというのが私の役割でした。フォームのコーチングはコーチの役割で、上手すぎず下手過ぎず、ちょうどよいお手本を見せるのが、もう一人の役員の役割でした。
一本一本の波を丁寧に乗っていると、後で思い出した時の思い出の解像度が違います。
裸足で走ると、路面の状態を鮮明に覚えています。イマココに集中しているからだと思います。
10年たっても、鮮明に覚えているようなカイロス時間を参加者一人一人に!
4 フライドチキンをきっかけにスポーツトレーナーが生まれた!
もう一つカイロス時間の例として、2010年頃、5-6人友達と目黒川にお花見に行ったときに、川沿いの桜の見れるお店には入れなくて、仕方なくフライドチキン屋さんに入りました。フライドチキンを解剖しながら、”ここは股関節で、ここは肩関節、鳥のくせに膝は人間と大体同じ、鳥の肩甲骨は軟骨で~、鳥の背骨はあまり回旋しない”みたいな話をしてました。お店の入り口付近の席に座っていたのですが、人だかりが出来てしまい、食べ終わる前にお店から追い出されてしまったのですが、、、
このたった10-20分の時間は、その場にいた多くの人に影響を与え、たまたま居合わせてのぞき込んでいた若者はこれをきっかけにスポーツトレーナーになっていました。
他にも「再加熱すると酸化LDLchoが発生して、身体にとっても悪いのよ~」という話をフライドチキン屋でするという暴挙に出たわけですが、、、それを長く覚えていて、10年くらい前に”フライ再加熱しません”という年賀状が送られてきたり、
昨年夏には、アメリカでフライドチキンを食べたら解剖学的におかしな配列だったというメッセージとともに、”食品産業の闇”みたいなブログが送られてきました。私たちのグループの隣の席に座っていた女性は、私の話をきっかけに食品ジャーナリストになっていたのでした!
私が酔っぱらって熱く語ったフライドチキンの解剖は、多くの人にとって人生の転機になるようなクロノス時間だったようです。
5 どうすると人生の転機となるようなクロノス時間が訪れるのか?
人生の転機となるような瞬間は何の前触れもなく訪れます。狙って起こせるものではありません。
重力を定義したニュートンのリンゴとか、DNAの二重らせんを思いついたワトソンの螺旋階段の夢とか、
ただ条件を整えるところまでは意図的に準備が出来ると考えています。
”心を通じ合わせること”
人と人に限らず、犬猫でも馬でも心が通じる瞬間があります。
ただ、意味のある会話だけではなくて、ただ一緒にいて、天気の話題をするだけで、心が通うことがあります。
人と人が心を通じ合わせることで、お互いの枠を超えた化学変化が始まる!
ボン・ジョヴィが2026年7月から4年ぶりのツアーを開始するというインタビューの最後に、とても重要な事を言っています。「チケット買ってください。」とか営業的な事ではありません。「ただ一緒にいたい」というラブコールなのです。
”It's just to go out there and say, 'Touch.' You know? It's gonna be good.”
ただ会場に出てって、「通じ合おう」って言いたいだけなんだ。絶対いいライブになるよ。
https://apnews.com/article/bon-jovi-interview-tour-vocal-cord-surgery-7af96990aad6081b0ca8057d33bebfb6
英語のスクリプトはこちら
気づきを促すような声掛けができる指導者を目指していますが、
ついつい前提となる知識などを、じゃべり過ぎてしまいます。
佐藤進一 Shinichi Sato official Wim Hof Method Instructor
【佐藤進一の万能健康法サイト】Kindle本ランキング1位を獲得した「ヴィム・ホフ・メソッド実践マニュアル」著者であり現役の整形外科医が、心身の健康と潜在能力開花をもたらす万能健康法をまとめていく。
おかげさまで42万回再生!