やまとしぐさはぐくみ伝承者の飯田真由美です。

情報があふれる現代にあっても、
やまとしぐさは聖徳太子が遺した古文書から
紐解き、いにしえの智慧を今に伝えています。

札幌では、みぞれ雪が降りました。
紅葉をゆっくり愛でる間もなく
冬の足音が近づいてきました。

朝晩の気温差に
上着や履物の選び方も悩ましい季節です。

衣替えのたびに
自分の暮らしを見つめ直す時期でもありますね。

先日のお着物のお稽古では
亡き義母の緑の着物と
前の職場の上司からいただいた赤の着物を
先生に見ていただきました。

どちらも昭和の趣ながら
今も美しく映える一枚とのこと。

絹の着物はお手入れしていれば
三世代も持つことができるそうです。

現代の衣服とは次元が全く違いますね。

時代を超えて受け継がれる和の心と
モノ創りの極みを感じました。

普段から着るには
まだ少し気合が要りますが、
“粋”に着こなせるよう
お稽古を続けています。

季節の変わり目こそ
やまとしぐさの心で
「自分をいたわる」ひとときを。

――古（いにしえ）の生きる知恵を
　　今日もあなたの暮らしに。


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