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207【すーさんの学校】自己紹介でも名前はフルネームで!
「なるほど」って納得することがこの年になってもまだまだあります。
自己紹介をする時に、苗字しか言われない方がいます。
名前と言うのは、命名と言って命の名前です。
だから、自分の名前はフルネームで言いましょう。
フルネームで言わないことで、学校でこんなことがありましたという話です。
学校ではなく、形は違うにしても、どこでも起こりそうなので紹介します。
生徒が学校を欠席をするときは、保護者が学校に電話をして、そのことを伝えるようになっています。
だから、学級担任は、朝、教室に行って生徒が登校していなかったら、心配になるので、その生徒の保護者に連絡をとって、欠席か遅刻なのかを確認します。
一番の心配は、登校中にトラブルがあったのではないかということです。
ある日の朝、学級担任が不機嫌そうな態度で、私(当時は教頭)のところに来た時の会話です。
「Aさんの、欠席連絡受けていませんか」
「受けてないよ。どうかしましましたか?」
「まだ、登校していないので、保護者に連絡したら、朝、学校に欠席の連絡しましたって言うものですから、誰か、受けているのかと思いまして」
と少し、怒ったように言われたらしいのです。
しかし、誰に聞いても、そのような電話を受けていませんでした。
しばらくして、小学校から電話がありました。
欠席の連絡でした。
つまり、保護者は、勘違いをしていたのです。
中学校に欠席の連絡をしたつもりが、小学校に電話していたのでした。
小学校も連絡を受けたら、すぐに、中学校に連絡すればいいと思うかもしれませんが、小学校も、欠席の連絡を学級担任がきいて、学級に行ってから、欠席しているはずの子どもが、登校していたときに、間違いであることに気が付くのです。
それから、中学校に連絡が入ります。
めったにあることではありませんが、保護者の思い込みの勘違いでした。
間違えて電話をするのが悪いのかもしれませんが、このことを知った保護者は、中学校の学級担任に対して、申し訳ないと思っているはずです。
どのようにすれば、このようなことが起きないのでしょうか。
それは、電話を受けたら、生徒の学年・学級・名前(フルネーム)・学級担任の名前を電話口で確認することです。
つまり、受ける側が「わかりました。お大事に」だけでは、思い込みで電話をしている保護者は、気が付かないのです。
「わかりました。○年○組のA(フルネーム)さんですね。学級担任のBに伝えておきます。お大事に・・・・」と言えば、間違って、電話をしていることに気が付くはずです。
保護者も、欠席の連絡をするときに、子どもの名前をフルネームでいい、学級担任の名前も伝えるようにすると、トラブルを防ぐことができるのだと思います。
学校ばかりではありません。
どこでも、名前を口にすることは、確認することにもなるし、相手に対して、印象もよくなります。
会社では、役職でいう事もあります。
会社には、同じ苗字の方が働いていることもありますので、フルネームがいいでしょうね。
名前を呼んでもらえると、うれしいものですよ。
あいさつや会話の中で、名前を呼ぶ(確認する)ことは、ちょっとした心配りや気配りでもあるように思います。
様々な場に応じて、お互いが、素敵な関係になるように、名前を呼ぶようにしてみてはどうでしょうか。!(^^)!