作文110番

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AIとの付き合い方

こんばんは。

先日、巨大な(高さ160センチ、横1100センチ)

仏画をいただきました。

掛け軸にしようと思い・・・

あちこちの職人さんにあたるのですが、

あまりの大きさゆえに

断られてばかり💦

そうなると益々、張り切る私!

ここまでくると・・・

地道につてや電話帳から

頑張って職員さんを探します!



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小論文指導をしていて、印象的な出来事がありました。

ある生徒が

「AIに聞いたら○○と言っています。

だから・・・しました」

と報告してくれました。




確かに、私だけの意見よりも

複数の意見や情報を参考にするという姿勢は

素晴らしいことです。

情報を多角的に集めようとする姿勢は、

これからの時代に必要不可欠な

スキルだと思います。



しかしAIの意見を参考に書いた

という文章をを見て、

私は少し心配になりました。

生徒の状況や背景を

十分に理解していない状態で生成された、

ありきたりな一般論だったからです。




おそらく、プロンプトの入れ方が

十分でなかったのでしょう。

それでも生徒は

「AIは賢いから絶対に間違わない」

と信じて疑いません。




ここで伝えたいのは、

AIは確かに賢いツールですが

万能ではないということです。

もし複数のAIに同じ質問をしてみたら、

それぞれ異なる答えが

返ってくることに気づくはずです。



AIは「もっともらしい嘘」を

つくことだってあるのです。

だからこそAIを使うなら

複数のAIを試してみてほしい。

そして、それぞれの答えを比較し、

自分の頭で考えて判断してほしいのです。




AIからの情報も本からの情報も

人からのアドバイスも、

すべて同じです。

どんな情報源であっても

鵜呑みにせず

きちんと精査する必要があります。




情報リテラシーの基本は

「疑う力」と「確かめる力」。

AIという便利なツールが

身近になった今だからこそ

この基本を改めて

大切にしたいと思った出来事でした。

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