mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
にこにこ! 家族の健康学校!!【ワクチン、打つ?打たない?―迷う今だからこそ考えたいこと】
【ワクチン、打つ?打たない?―迷う今だからこそ考えたいこと】
皆さん、こんにちは。加藤です。
最近また、インフルエンザやコロナウィルスの感染者が増えているというニュースを私はよく目にします。
実際、私の周りでも、
「家族がコロナウィルスにかかってしまった」
「孫の学校でインフルエンザが流行している」
といった話を聞くようになりました。
季節の変わり目でもあり、体調を崩しやすい時期。
今日は「ワクチン」について、賛成・反対、両方の意見を整理しながら一緒に考えてみましょう。
【ワクチンを「打つ」派の意見】
最近、アメリカの研究機関が発表した最新の報告(※NEJM誌 2025年10月)では、
2024〜25年版のコロナワクチンには、明確な重症化予防効果があることが示されました。
具体的には、ワクチンを接種した人は、未接種の人に比べて
救急外来の受診:約29%減少
入院リスク:約39%減少
死亡リスク:なんと64%減少
この効果は、65歳以上でも一貫して確認されています。
また、インフルエンザワクチンとの同時接種も安全に可能と報告されています。
つまり、
●「重症化を防ぎたい」
●「家族にうつさないようにしたい」
そんな方にとって、ワクチンは一つの“守りの手段”になり得ます。
【一方で、「慎重派」「反対派」の意見は】
近年、ワクチンに対して慎重な声も増えています。
その背景には、こんな思いがあるようです。
◆「副反応が心配。特に年齢的に体への負担が気になる」
◆「何度も打つ必要があるの?効果が続くの?」
◆「政府や製薬会社の情報が信じづらい」
◆「健康的な生活で免疫を保てば大丈夫なのでは?」
◆「接種は強制ではなく、自分で判断したい」
どれも“もっともな意見”です。
ワクチンは「完璧な防具」ではなく、副反応や効果の個人差もあります。
【大切なのは、“自分と家族のために考える”こと】
情報があふれる今、正解は一つではありません。
大切なのは、「自分の健康状態」と「家族の状況」をふまえて考えることです。
たとえば、
●「私は持病があるから重症化が怖い」
●「夫が高齢だからうつしたくない」
●「孫と会う予定があるから、感染を防ぎたい」
このように“誰を守りたいか”という視点から選択するのも、立派な健康管理の一部です。
【まとめ】
● 最新研究では、コロナウィルスワクチンが重症化・死亡を大幅に減らす可能性がある
● 一方で、副反応や情報の信頼性に不安を感じる声もある
● どちらを選ぶにしても、「自分と家族を守る視点」で考えることが大切
ワクチンを打つ・打たない、その答えは、人それぞれ違って当然です。
大切なのは、“自分で考え、納得して選ぶ”こと。
そして、体をいたわりながら、今年の冬を元気に乗り越えましょう!
今日も皆さんにとって、心穏やかで健やかな一日になりますように。