昔の話のように聞こえる“民藝”だけど、
よく見れば今の時代にもちゃんと息づいていますよね。

たとえば、伊勢神宮の式年遷宮。

20年ごとに社殿を建て替えるとき、
木を刻む職人さんたちは、次の世代に向けて
小さなメモを梁の下などに残すことがあるそうです。
「この部分はこう刻むと美しく収まりますよ」なんて。
そのメモを見つけたとき、
後の世代の職人さんたちは
きっと胸が熱くなるでしょうね。

“思いやり”が、時を超えて手渡される。
美しさって、こうして心のリレーで
続いていくんだなぁと思います。

＊～～～～～＊～～～～～＊～～～～～＊

そしてもう一つ、代々木の森。

この森を育てた人たちは、
100年先に良い森になるように、
途中で朽ちて枯れる木も
“周りの栄養になる”と考えて木を選び
植えていったそうです。
枯れることさえ循環の一部として受け入れる。

なんて尊い仕事なんでしょう！
代々木公園大好きなんです！　職人さんに感謝

美しいものを作るというより、
未来の誰かのために今を整える。
それこそ“現代の民藝”の姿なのかもしれません。

＊～～～～～＊～～～～～＊～～～～～＊

金継ぎで器を直したり、古い布をリメイクしたり。
手をかけ、つなげ、受け継いでいく――
私たちの暮らしの中にも、
そんな思いやりの輪がちゃんとあるんですね。

AIや効率の時代になっても、
やっぱり“手のぬくもり”がうれしいでしょ。

＊～～～～～＊～～～～～＊～～～～～＊

未来の誰かがほほえむ姿を思いながら、
今日の手を動かす――

そんな優しさが、今を生きる普通の暮らしの中の
「なんかいい感じ！」なんですね～

あなたの普通の暮らしの中の
「なんかいい感じ！」って何ですか～？