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怒りと向き合う

前回は、
「自分の見方のくせが、どこから来ているのか?」というお話をしました。

今日は、その“くせ”に気づいたあとに私が感じた、
一番強い感情についてお話させてください。

それは——
怒りでした。

私はずっと「イライラしちゃいけない」って思ってたから、
怒りを感じるたびに、無理に押し込めて、なかったことにして来ました。

でも、どんなに抑えても消えない。
笑おうとしても、イラッ。
前向きに考えても、モヤモヤ。
何をしても、結局怒ってる自分がいる。

「もう!どうしたらこの怒り、なくなるの!?」
私は怒りに、怒っていました。笑

そんなとき、学びの場で「ゴミ箱ワーク」という、
怒りを書き出すワークに出会いました。

正直、はじめは言われるがまま。
ノートに怒りを書いてみたけれど、出てくるのは上っ面の言葉ばかり。
スッキリなんて、全然しなかった。

それでも、何度も何度も書くうちに、ある日ふと気づいたんです。

私は書きながら、ずっと心の中でこう言われていたんです。

「もういい大人なんだから」
「もう許してあげたら?」
「そんなに怒らなくても…」

そんな心の声に『私は、まだまだだな』と、自己嫌悪。

そう、怒りを出すことは“子供っぽいこと”って思っていたんです。
だから、怒りを感じ切る前に、何度も自分でストップをかけてた。

でも——
あるとき、その声に向かってこう言ったんです。

「うるさい!」
「だまれ!」
「大丈夫、出していい!そのまま出せ!!」

そうやって、自分の中の“止める声”を振り払って、
やっと心の底から、怒りを解放することができました。

書きながら泣いて、叫んで、
「ほんとは助けてほしかったんだよ!!」って、やっと言えた。

そのとき気づいたんです。

🌀 私が本当に怒っていたのは、“誰か”じゃなくて、
ずっとわかってもらえなかった過去の私自身だったんだって。



怒りって、ただの“攻撃したい感情”じゃなくて、
「私のこと、もっと大切にして」っていう叫びだった。

だからこそ、怒りを消そうとするんじゃなくて、
「出してもいいんだよ」「そのままでいいよ」って許してあげることが、
自分を癒す第一歩になるんだと、今では思っています。



🌱次回は、「怒りの奥にある本当の想い」に気づくためのワークをご紹介します。
怒りを感じることに罪悪感がある方こそ、ぜひ読んでほしい内容です🕊️

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