ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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168【すーさんの学校】学校参観日を楽しむ方法

 学校には参観日があります。
小学校では、月に一度、中学校では2ヶ月に一度の割合で実施されているようです。
この参観日の出席率があまりよくないことが課題になっている学校も少なくありません。
そこには、親の楽しみ方と学校(教科担任・学級担任)の意識の改革が必要だと思っています。
 保護者は、何を学習するのか,予習をしていくと授業参観を愉しむことができます。
ただ見ているだけの参観授業と,自分の子供の立場になって授業を見るのでは,愉しみ方が違うからです。
だから、学級担任は参観日で、何の教科のどこを勉強するのか、親に知らせることが必要です。
 また、授業に関する資料等もあると喜ばれるでしょう。
参観日で問題をさせるときには、同じ問題を親にもしてもらうのもいいでしょう。
これが結構、一生懸命に取り組んでいます。

 学校側としては、教師の腕を発揮する(腕を上げる)絶好のチャンスになります。
考えてみれば,1年間という期間からすれば,数回しかない少ないチャンスではあるが、保護者には忙しい中にも時間をさいて,期待と不安そして関心をいだき来校します。
だからこそ、先生たちはプロとして、授業を見てもらわなければならないと思っています。
 
 授業参観の後は、学級懇談会があります。
懇談会では、会を盛り上げるために形態や方法,内容など様々な手立てを考えます。
では,具体的にはどんな話をすればいいかですが、「学期の振り返り」「学校生活の様子」「その他・連絡」で組み立てられることでしょう。
しかし、これだけでは不十分なのです。
 懇談会に参加される保護者は、何かを求めて参観日に参加します。
少なからず教育への関心が高いものであるものだとすれば、学校の様子で終始してしまうと喜ばれるはずがありません。
そこで、学校側(学級担任)が考えることは、何らかのタメになる情報を求めに、来てくださっている保護者に対して、要望や困っていること、気になっていることを事前に聞き入れながら、事実と考え(思想や理念と言ってもいい。)を分けて、心に響くように話を伝える必要があるのではないでしょうか。
保護者が自然にメモをとりたくなる内容にすることです。

 いつの時も、新鮮な気持ちで、信頼されるような学校参観日にしてほしいのです。
 それだけの責任が,教師にはあると思います。
 それができるから先生だと信じています。
 すべては、子どもたちのために・・・(^^♪

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