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【有限会社セーコツクツクメルマガ‼︎】令和時代のお墓事情

こんにちは‼︎
9月に入りましたね。残暑が続いていますが、昼間が暑すぎるからか、夜は気温が涼しく感じて過ごしやすくなって嬉しいです。

今日は、解体業のお仕事からかけ離れちゃう内容になりますが、『海洋散骨』についてセミナー参加してきましたので、ご紹介します。

海洋散骨(かいようさんこつ)とは、火葬した遺骨を粉末状(パウダー状)にし、海に撒くことで自然に還す葬送方法の一つです。伝統的な墓地埋葬とは異なり、環境に配慮した自然葬として注目されています。
この東海地方で海洋散骨でをおこなった遺族の方や事業者さん、実は増えているようです。
海のどの辺りへ?遺骨はどのように?費用はいくらかかるの?
色々知らないこと、分からないことが多いですよね…。

以下に、海洋散骨の特徴や流れ、法律面、注意点などを詳しく説明します。

1.海洋散骨の特徴
項目 内容
意味 遺骨を海に撒いて供養する自然葬の一種
対象 故人の遺志がある場合や、墓を持たない・持ちたくない人など
方法 専門業者によるクルーズ船での散骨、代理散骨、または個人で行うことも可能
環境面 土地を必要とせず、自然に優しいとされる

2.海洋散骨の流れ(例:専門業者を利用する場合)
業者選定・相談
散骨のスタイル(個別・合同・代理)を選択
価格帯や内容を確認(10万~30万円程度が相場)
遺骨の粉末化(粉骨)
法律上、散骨前に2mm以下のパウダー状にする必要があります
業者が対応してくれる場合が多い
散骨当日
出港 → 散骨ポイント到着 → 遺族による献花・献酒・黙祷など → 散骨 → 記念撮影や証明書発行
アフターサービス
海洋散骨証明書の発行
年忌供養やメモリアルクルーズなど

3.法律・ルール
違法ではないが、明確な法律は存在しない(慣習法や自治体の規則に基づく)
「節度をもって行えば違法性なし」
公衆の迷惑にならないようにすることが前提
散骨ポイントは沖合(数km〜10kmなど)で行うのが通例
条例があればそれに従ってとなりますが、
基本的に海水浴場・漁場・航路付近などでは行ってはいけないとなります。

4.メリット・デメリット
メリット:
墓を建てる費用・管理費が不要
自然志向の人に好まれる
故人の「海が好き」「釣りが好きだった」という想いを尊重できる
デメリット:
実際の「墓」がないため、供養やお参りの場所がない
家族・親族の理解が得られないケースもある
遺骨の一部を自宅で保管する「分骨」と併用する人も多いそうです。


もしも海洋散骨を希望するなら、あらかじめ家族に伝えておかなければいけませんし、家族とよく話し合い、理解を得ることがとても重要です。
そんな会話はできないなぁっていうときは、エンディングノートや遺言書に意思を明記するのもおすすめです。
あとは業者選びも丁寧に慎重に決めることが大事ですね。

すでに海外では珍しくない海洋散骨や樹木葬などが日本でも需要が高まっていくと思われます。
経済条件、家族構成の変化などから、お墓に対する選択の自由も受け入れてもらえる時代になってきたんだと思います。

セミナーに参加しなければ気付くこともなかったですが、火葬や土葬と同じく、海洋散骨や樹木葬も自然へ還ることに変わりはありませんね…。
何より、ご先祖様に手を合わせて感謝することが一番大事だなと、あらためて思える貴重な時間になりました。

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