能登のスィーツ専門店・宮miya

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輪島の“まいが”古代米チーズケーキ、仕込みました❣

私の生まれ故郷は輪島市町野町、輪島の“まいが”古代米チーズケーキは、“本手さん”が作る古代米米粉が主役のスィーツなんです🍰

【輪島の“まいが”古代米チーズケーキ】のこと。
本手さんは、私が小さい頃から知っている近所のおじさんでした。震災前(一昨年の10月)に、昔ながらの古代米を作っている農家さんがいることを知り早速会いに。本手さんは古代米の美味しい炊き方や農業に対する思いを聞かせてくれました。
古代米は労力の割には収穫出来る量が少なく、作る農家さんは地元でも本手さん1人になってしまったのだそう。
私は、これを使ってお菓子を作りたい!と思いました。
でも、古代米は硬く、地元の農家さんが持っている製粉機では米粉には出来ないのだとか。
本手さんは、私がスィーツを作るきっかけとなった出来事や、なぜ地元の食材にこだわるのかを知ると、『俺が米粉にしてやる!』と私のために製粉機を購入してくれました。
それから半年も経たないうちにR6年の地震。震災では家と納屋は『危険』の赤紙でしたが、米や機材はまだ無事でした。震災後の昨年7月、古代米米粉を仕入れに行った時、70過ぎても尚『また倉庫を建て直して、“まいが”(美味しいもの)作るげ』の力強い言葉を聞かせてくれた本手さん。米粉は冷凍庫に保管されていました。なのに、9月に豪雨が…。機械もお米もすべて流されてしまいました。
それでも「○○○○万程の機械も全部ながいてもうたけど、またこうがにして、やるげ!(○○○○万円分の機械も全部流れてしまったけど、また買うことにした。またやるぞ!)」と、元気な声を聞かせてくださった本手さんです。

輪島の“まいが”古代米チーズケーキは、被災地で美味しいものを作ることに労を惜しまない本手さんのことを知ってもらいたくて作ったレシピです。
なるべく風味が落ちないように、品質が変わらないようにと、昨年仕入れてからずっと保冷しなら保管していた“本手さんの古代米米粉”、本日の仕込みで後どのくらい仕込めるだろう…。
大事に使ってきたものだから、とても貴重な食材だから、ご注文をいただいた時にしか使わないでおこう…。

〇9/1(金).20(土) 福井県越前市瓜生町5−1−1 サンドーム福井にて行われる『越前モノづくりフェスタ』にて販売いたします。
https://www.instagram.com/echizenmonofes?igsh=bG5wem15aHl1Y2Nm
#越前モノづくりフェスタ


■輪島の“まいが”古代米チーズケーキは、能登の豆腐屋さんの“おから”を土台に使い、卵は能登の『セイアグリー健康卵』を使った能登生まれのスィーツです。
プロでパティシエールの飯盛有希乃先生にアドバイスをいただき、仕上げました。

当日私はブースには立ちませんが、19日(金)にうろうろと遊びに行く予定です🤗


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