mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
#37 佐藤進一の万能健康法 クロノスChronos時間 カイロスKairos時間
#37 佐藤進一の万能健康法 クロノスChronos時間 カイロスKairos時間
ディマティーニメソッド認定ファシリテーターの佐”’藤’進一です。
クロノスChronos時間 カイロスKairos時間を検索してみたらAIがうまくまとめてくれました。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
クロノス時間(Chronos time)とカイロス時間(Kairos time)とは?
クロノス時間(Chronos time)
定義:時計で測られる、過去から未来へと一定の速度で流れる連続した客観的な時間。時計で測る「量的な時間」
特徴:誰にでも平等に与えられ、時間そのものの長さや流れを表します。
例:「30分」「1時間」といった具体的な時間の長さ。
カイロス時間(Kairos time)
定義:「適切なタイミング」「機が熟す時」「機会」など、質的な意味合いを持つ時間です。
特徴:人間の主観的な感覚や内面的な経験に深く結びついており、退屈な時間が長く感じられたり、楽しい時間が瞬く間に過ぎていくような感覚を伴います。
例:茶道における「一期一会」の精神や、新約聖書の「時(カイロス)は満ち」という表現に見られるような、
瞬間的で主観的な「機会」や「適切な時機」であり、人生における深い経験や精神的な気づきを伴う時間です。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
現代日本人の時間感覚は「クロノス時間」の刻みの通りに
今日、明日、今週、来週、今月、来月、今年、来年と機械的・等間隔に過去から未来へと時間は積み重なっていきます。
戦前までは、お正月に神さまをお迎えしたり、二十四節気では立秋は8/7-22でしたが、秋というより真夏の暑さでしたよね。でもトンボが飛んでいたり、秋の兆しが感じられました。日本人の季節感はフライング気味で、次の季節をお迎えする準備をしているように思います。つまり時間は未来から現在に流れてくるから準備して待つという時間感覚が主流だったようです。
また一刻は日中を6等分したものなので、日の長い夏至あたりは一刻が長く2時間半、逆に冬至には一刻が短かく1時間40分程度
これには地域差(緯度によって異なる)もあって夏至の日照時間は札幌で15時間23分、那覇で13時間47分と1時間半も差があります。
ちなみに冬至の日照時間は札幌で9時間00分、那覇で10時間半
日本人の感覚的には時間の長さも日照時間に応じて変わるというものでした。
昼間にできる行動量を夏も冬も同じにするには、この時間感覚は自然だったのでしょう。
このクロノス時間の妥当性は物理学的にも否定されていて、
現在から過去でも、過去から未来でもOK 時間が進むスピードも観測者によって異なってOK
日本人の時間感覚にやっと物理学が追い付いてきた!
「時間というものが存在するのか?」なんて議論が再燃しています。
再燃しているというのは、
物理学的視点
ニュートンの絶対時間: アイザック・ニュートンは、時間を絶対的で普遍的なものと考え、全ての物体はこの時間の中で動くとしました。
アインシュタインの相対性理論によって、時間は空間と不可分の「時空」として存在し、観測者の状態によって変化する相対的なものであるとされています。
量子力学の世界では、時間の概念はさらに複雑になります。
物理学者ジュリアン・バーバーは「時間は幻想に過ぎない」と主張し、宇宙は無数の「今」の瞬間が同時に存在する「時間のない世界」であると考えています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC
なぜ時間は存在しないのか 単行本(ソフトカバー) – 2020/1/25
ジュリアン・バーバー (著)
https://amzn.asia/d/cBzno6S
一方、アメリカの物理学者 Lee Smolinは「時間は実在する」と主張し、時間こそが物理学の基本的な要素だと主張している。
「覆水盆に返らず」はエントロピーの増大の例として登場しますが、ビッグバン(過去)からブラックホール(未来)で時間が停止するまで、エントロピーは増大し続けるという
エントロピーの増大法則を基本理念に置いている学者もたくさんいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3
哲学的視点
ギリシャの哲学者アリストテレス(BC384-322)は、時間を「運動の量的な尺度」と定義しました。
プロイセンの哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)は、時間を「私たちの心が物事を理解するための枠組み」として捉え、時間自体は存在しないと考えました。
時間の逆行とその認識
時間の方向性: 私たちが感じる「時間の方向」は、物理法則によって決まっていません。
ニュートンの運動方程式やマクスウェルの電磁気学の方程式は、時間のプラスマイナスを反転させてもプラスマイナスが置き換わっただけの対称な結果になります。
これは古典的な物理学の基本法則が時間の方向性を区別していないからなのです。
時間が実在するのか、または私たちの認識の中に存在する概念なのかは、紀元前から現在に至るまで熱い話題のようです。
物理学と哲学の両方から喧々諤々の議論が尽きることはないでしょう。
カイロス時間について
時間の流れをどのように感じるかは、私たちの心理的な状態に大きく影響されます。
例えば、忙しい時や楽しい時は時間が早く過ぎるように感じ、逆に退屈な時は時間が遅く感じられます。アイスバスの中での2分は永遠のように感じますよね。
60分の呼吸法セッションのあとで、「どのくらい呼吸していましたか?」と聞くとほとんどの人が20-30分と答えます。
呼吸法や瞑想による変性意識やスポーツ中のゾーン体験でも時間知覚はクロノス時間と乖離していきます。
これは心理学的には「時間知覚」と呼ばれ、時間をどのように感じるかは、時計の針の進行とは異なる、内面的な認識に基づいていることが分かっています。
自分の内面的な時間感覚というのは、一定ではありません。
脳においては物理的な時間法則の支配を受けない領域があるらしいという事で、fMRIを使った実験が多数行われていますが、
いまだ一貫した答えに辿り着いていません。
そしてその時間自体に自分が影響を与えられるという考え方が、古事記・日本書紀にはあります。
古事記に登場する神代(かみよ)=常世(とこよ)という概念は、クロノス時間を超えた神聖な時間として描かれ、世俗的現実=現世(うつしよ)の起源と秩序の源泉とされています。
神道において、常世(とこよ)と現世(うつしよ)が完全に分離されているわけではなく、特定の時期や場所で交わり、影響し合うと考えられています。
お祭りの期間中は神様が現世に降臨し、お神輿に乗り移って、ご近所(氏神エリア)を練り歩きます。
出雲大社の涼殿祭のときにマコモの上を神さまが歩いてきたり、
https://izumooyashiro.or.jp/archives/saiten/3522
神道の時間観では、常世(とこよ)的な時間感覚と現世(うつしよ)的な、時間軸が冬至・春分・夏至・秋分などに交錯するという思想があります。
神道では、時間は単に過去から未来へと一方向に流れるものではなく、螺旋階段を上るように、前進しながら、周期的に回帰するものと考えられています。
季節・正月も向こうからやってきては、1年というサイクルでめぐる
人の一生に当てはめると、子どもが生まれ、成長し、次世代へという産霊(むすび)のサイクルは縄文時代から日本の世界観でした。
日本人として、とてもシックリくる考え方なのですが、物理学では時間に方向性がないというところまでしかコンセンサスが得られていません。日本式のクロノス時間とカイロス時間が螺旋階段のように周期的に回帰するというふうに、物理学がなびいてくれないかな~。
現代においては非常にクロノス時間ばかりに目が行ってしまい、カイロス時間がどうしても後回しになってしまいがちです。逆にカイロス時間ばかりに重点を置いてしまい、クロノス時間を軽視してしまうと、社会的な生活が難しくなるので、ようはバランスの問題なのです。
人に与えられているのがクロノスChronos 人に訪れるのがカイロスKairos
いつも時計の針に追われているような生活と感情に直接作用する時間の質とのバランスを取りたいですね。
【佐藤進一の万能健康法サイト】
佐藤進一 Shinichi Sato official Wim Hof Method Instructor
【佐藤進一の万能健康法サイト】Kindle本ランキング1位を獲得した「ヴィム・ホフ・メソッド実践マニュアル」著者であり現役の整形外科医が、心身の健康と潜在能力開花をもたらす万能健康法をまとめていく。
https://youtu.be/R3crTzM70R0?si=Nik_pncUDaK30NQD
おかげさまで34万回再生!
ここからは、ケネディ大統領暗殺事件の文書公開以来の時事ネタです。
エグすぎるとのご指摘を頂きましたが、懲りずに書こうと思います。
ディマティーニメソッドは物事を両面から見ることを教えていて、
戦争は双方の記録の食い違い方が見事なので、、
ものの見方講座という主旨です。政治的にどちらかに加担している訳ではありません。
投資家なので、政治や戦争に賛成・反対というよりも、どちらの陣営が勝っても、世界経済全体が失速しても、全体がマイナスにならないように、ポートフォリオを組んでいます。米国の軍需産業・ヨーロッパのブランド・金などまんべんなく
アメリカの民主党系メディア・日本のメディアとは意見が逆方向なので、民主党よりの方は読まないでください。
ロシアのプーチン大統領は、8月15日に米アラスカ州で予定されている米ロ首脳会談を翌日に控え、トランプ米大統領との関係強化を目指す姿勢を鮮明にした。ウクライナでの戦争終結を目指すトランプ氏の姿勢を称賛するとともに、両国間の経済協力や新たな軍縮条約の可能性にも言及した。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250815/k10014894501000.html
1990年から1991年の間に、ベーカー国務長官(米)、コール首相(独)、メージャー首相(英)、ミッテラン斎藤亮(仏)らが、口頭ながら東欧諸国へのNATO拡大はすべきでないという趣旨の保証を与えていたとされており、これに反してウクライナがNATOに加盟しようとしたところ、旧ソ連領のロシア語話者8割超の地域でロシア語が排斥されているからこの地域を取り戻すということでロシアがウクライナ領に侵攻することでウクライナ侵攻が始まりました。
プーチン大統領とNATOの代表トランプ大統領の間では停戦の方向で話はついていて、
あと戦争続けたいと言ってるのはウクライナだけ、
「決定はウクライナに」という事にという言葉の裏には、戦争続けるならウクライナに責任とってもらいます。というメッセージがあると思います。
日本のオールドメディアで言われているほど、ロシアは絶対的な悪ではないように思います。喧嘩両成敗です。
状況は多少違いますが、例えば、瀬戸内海にミサイル基地を建設されて、日本語禁止令が出されたら、日本国としても侵略に対抗せざるを得ないでしょう。
米ロ首脳会談はウクライナ戦争の終結にむけた前進がなかっから成果がなかったとオールドメディアで言われていますが、
ロシアの大統領が2014年以来約10年ぶりにアメリカを訪問しました。
NATOは戦争に介入していないとはいえ、現状でロシアに経済制裁を課していたり、ロシアとアメリカはほぼ敵国と言っていい関係にあります。
そのな状況下でプーチン大統領がアメリカ領に訪問できるという事は、トランプ大統領との信頼関係は相当のものです。
というか”ロシアとアメリカはほぼ戦争状態”という私の状況判断を改めなければならないような時代の転換点に来ているのかもしれません。
ハワイ国王カラカウア王は1891サンフランシスコで病死したという事になっていますが、
その後ハワイ王国はアメリカ主導のクーデターと女王の自宅に銃(実は夫の遺品の骨董品)があったという理由で反逆罪で逮捕され、
その後ハワイ王国は滅亡しました。
30年前初めてハワイに行ったとき、ハワイアンの高齢者の多くはカラカウア王は毒殺されたと信じていました。
国家元首が外国に行くという事は、実際に病死だとしても禍根を残す可能性があるわけです。
1993年11月、アメリカ合衆国議会はハワイ併合に至る過程が違法だったと認め、公式に謝罪する両院合同決議を採択しました。
https://www.hawaii-nation.org/publawsum.html
最近のハワイの若いもんはアメリカ政府のプロパガンダにすっかり染まっていて、
「ハワイはアメリカに併合されて発展したよ、日本も51番目の州になったら、進一がハワイにサーフィンしくるのにパスポートいらなくて便利だよ。」
違法なクーデター・併合しても、何代か後にはハワイアンが侵略者のプロパガンダをオウム返しするようになってしまいます。