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161【すーさんの学校】宿題を教えてはいけない
「学校の先生は、文科省から指導しなさいといわれた教科を教えるための免許を所得しています。だから、親で免許を持っていない人は、教えてはいけない。」
という話しがありました。
しかし、一緒に考えるのはいいです。
もちろん、ジョークですが、おもしろいと思いました。
これは、PTA九州大会の分科会であったミニ講演会での話しです。
話しをされたのは、孔子の里前理事長の林口彰さんでした。
ユニークな独特の話し方で、聴いている人をあきさせない上手い話し方でした。
学校で宿題が出されます。
小学校に入ったばかりの頃は、親もそれなりに教えることができます。
しかし、学年が進級するにつれ、厳しくなり、最終的には、ほったらかしにされてしまったり、「学校の先生にきけ」と言います。
学校は、教科を指導する免許を持った先生とよばれる大人が責任をもって、目の前にいる子どもに基礎・基本を教え込まなければいけないプロでです。
これは、知識です。
そこで、家庭で親のすることは、知識を知恵に変えるということだと思います。
知恵とは、できるようになるということです。
いっしょに考えると、子どもにとっては、アウトプットになるから、学校で教えてもらったことが、自分の力でできるようになっていきます。
学年が進級すれば、するほど大事になっていきます。
確かに、学年が上がると小学校でも、難しいことがたくさんあります。
それを、親が諦めて投げてしまうと、子どもだって、分からなかったら投げてしまいます。
つまり、あきらめるという選択をしてもいいと思い込んでしまいます。
子どもがどんな宿題をしているかのぞいてみましょう。
そして、難しいなら、理解できないなら、それでもいいと思います。
一緒に解けなくてもいいのです。
共感してやることが大事なのです。
そして、子どもが宿題が分からないなら、どうしたら、分かるようになるかのヒントを与えたり、どこが分からないかを、子どもの口から言わせればいいのです。
大人になると、仕事でわからないことは、知っている人にきいて覚えていきます。
しかし、一方的に教えてもらっても、理解できないことあるはずです。
うまく、教えてくれる人は、上手にアウトプットさせながら教えてくれます。
つまり、質問しながら教えてくれるのです。
誰でも、自分で理解したことや出来るようになったことが人の役に立てると嬉しいものです。
宿題は、子どもに教えるものではなく、子どもから教えてもらうものとして捉えてはどうでしょうか。
時間は、かかるかもしれません。
でも、時間よりも大切なものを親子で手に入れることが出来るはずです。
先生方は、子どもたちが宿題をしてこなくても叱っては駄目ですよ。
わかりますよね・・・(^^♪