AbiアートLab|感じる力を育むアートの実験室|神奈川県逗子

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ぐるぐる描いて、妖怪とちょっと仲良くなる方法

「妖怪を描く」と聞くと、
「どんな姿にしよう?」「うまく描けるかな?」と、
つい“頭”が動き出してしまいませんか?

でも、“妖怪グルグルアート”では逆なんです。
考えるより、感じるままに手を動かす。
曲線をぐるぐる描くだけ――

それだけで、小さなお子さんでも、
絵が苦手な大人でも、自然に表現の世界に入っていけます。


グルグル、グルグル……。
自分の身体のリズム、心のざわめき、無意識のゆらぎを、
ただ色と線にのせてみる。
この“手の動き”を通して心とつながる感覚は、
心理学的にもとても意味のあるアプローチです。

ナラティブセラピーでは、
言葉以外の表現が深い気づきを導くとされ、
臨床美術では、描くというプロセスが
自己理解と癒しを促すと考えられています。

「考えがグルグルしてまとまらない…」
そんなときこそ、頭で悩むより、手を動かしてみる。
まるで散歩をしてアイデアが浮かぶように、
身体のリズムが、思考や感情に
風を通してくれることがあるのです。

とはいえ、絵に苦手意識のある方も多いもの。
「うまく描けない…」「人に見られたくない…」
そう思ってしまうのも、無理はありません。
でも、“妖怪グルグルアート”なら、そんな心配はいりません。
ただ手を動かすだけ。意味も正解もいらないのです。

そしてもうひとつの魅力が、「妖怪の仕業にする」という視点。
たとえば――
おもちゃを出しっぱなしにする子には:
「それ、妖怪あっちこっちポイのすけの仕業かな?」
「早くして!」と連発してしまった自分には:
「今日は妖怪クイックりんごが来てたかも…」
そんなふうに、ネガティブな感情や行動に名前をつけてあげる。
すると、怒らず・責めず・でもちゃんと気づくことができるのです。

これは、ナラティブセラピーの
「外在化」という考え方にも通じます。
問題を“自分そのもの”にせず、外に出して眺めてみる。

その結果、
「自分を守るために出てきたネガティブな反応」にも居場所ができて、
心のスペースが少しずつ広がっていくのです。

🎨グルグル描くとき、うまく描こうとしなくて大丈夫。
笑われる心配もありません。
ただ、手が動くままに、グルグルと――
それだけで、心にそっと風が吹いてくる。
子どもも、大人も、
あなたの中にいる“妖怪たち”と、
ちょっと仲良くなってみませんか?


🎟️「妖怪グルグルアート」体験ワークショップのチケットを、
まもなく HPにて発売予定です💫
「なんだか気になる」「ちょっと描いてみたい」
――そんなふうに感じた瞬間が、始めどき。

ぜひ、あなたの“ネガティブを味方に変える妖怪”と
出会ってみてくださいね。

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