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147【すーさんの学校】子ども会議への想い
町の委員会が主催する「子ども会議」が行われたことがあります。
学校の代表である小中学生17名が参加しました。
子どもたちが町のよさに目を向け、よりよい町づくりのために何が出来るかを考え、行動できるようにつくられた会議です。
「人」「自然」「歴史」の3つの柱について考え、それぞれの学校から持ち寄った内容で話し合いをしました。子どもたちが自由に考えだしてくることなので、楽しいものもたくさんありました。
制限をかけずに実行すれば、出来ないものはなかったと思います。
しかし、すぐに出来ることや、今まで取り組んできたことを考えると、「あいさつ」「ゴミ拾い」という内容で話し合いをするしかありませんでした。
「ふるさと」については、学校で取り組んだことを発表することになりました。
学校には、学級会というものがあります。
学級委員長や副委員長が中心になって、学級の問題や行事等を学級で話し合う会議です。
そのために、学級担任は、休憩時間や放課後を使って、代表の生徒と打ち合わせをします。
そして、生徒に任せる形で学級会が開催されますが、この学級会の数がかなり減っているのも現状です。
話し合い活動が少なくなった子どもたちは、経験が少ないので、話し合いをさせても、すぐに、担任に助けを求めたがります。
だから、なかなか会議をスムーズに進めることも出来ず、時間内にまとめることができないこともあります。
本体なら、子どもたちに会議の進め方の指導やその模範になる会議の様子を見せて、経験を増やし相手の気持ちを考えるとか、人の意見を大切にする心を育てたいと考えていました。
日本のトップで行われている会議は、国会です。
しかし、この国会は、子どもたちに見せることはできません。
人の発言中に、野次がとび、批判ばかりしているからです。
そして、半ば強引に決定していくこともあります。
国を動かすことなので、仕方のない部分があったとしても、人が発言しているときは、静かに聞くことぐらいは大人として見せてのほしいマナーです。
会議は大人になり、組織に属するとどうしても避けられません。
今のうちに、子どもたちには、会議というものの大切さについて、色んなことを経験してほしいと思います。
そして、自信をもって、会議を楽しんでほしいと思うのです。
今となっては、現場にいないので難しくなりました。
だからこそ、現場で働いている先生たちの役割も大きいと思っています。
もちろん、保護者や大人の役割としてもです。!(^^)!