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コランダム(ルビー&サファイア)とは
コランダム(種類)の変種にはルビーとサファイアがあります。
この宝石が純粋に生成された時は無色透明ですが、生成時に地中にある金属酸化物が不純物として混じった時に
様々な色が付きます。酸化クロムで赤くなったコランダムをルビーと呼び、その他の色はサファイアと呼びます。
その他の変種にはスターやアレキサンドライトタイプのサファイアがあります。
*化学成分
酸化アルミニウム Al2O3
赤(ルビー)酸化クロム
青(ブルーサファイア)チタニウム 酸化鉄
黄(イエローサファイア)酸化鉄
オレンジ(オレンジサファイア)クロム 酸化鉄
緑(グリーンサファイア)鉄 酸化チタン
紫(バイオレットサファイア)チタン 酸化鉄
*コランダムの熱処理
コランダムの美しさに影響するもう一つの要因は、結晶中に大量に存在するシルク・インクルージョンです。結晶が出来上がったとき、温度が下がることで針状のルチル結晶ができます。これにより石の透明度は低下し、褐色を帯び、サファイアの色が悪くなってしまいます。
ルビーの加熱処理は、1000℃前後の電気炉で数十時間にわたり熱処理をします。ブルー・サファイアは、1400〜1500℃の高温を必要とし、ガスやディーゼルのオーブンを用いて熱処理をします。この熱処理により、宝石に含まれたシルク・インクルージョンが溶かされ、透明度が増します。