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#34 佐藤進一の万能健康法 豊かさを分かち合うという理想

#34 佐藤進一の万能健康法 豊かさを分かち合うという理想

豊かさを分かち合うという理想
ツクツクを利用し始めて、「なぜツクツク?」と聞かれることがあります。
経済的には、月額で固定料金だからというのが大きいですが、、、

YKKは”儲けをみんなにどう分配すると栄えるか” Growing Together(私が勝手に命名)の思想でファスナーの世界を席巻しました。
世界シェア15% 第2位のSBSの10倍のシェアを誇っています。
YKK創業者吉田忠雄とその経営哲学「善の巡環」を語る 単行本(ソフトカバー) – 2008/9/19
この本の実勢価格は3万5千円!(2025年7月)Kindle本で3000円くらいで再販してくれないかの〜

「他人の利益を図らずして、自らの繁栄はない」。
こんな綺麗事言ってて大丈夫か?と思いますが、、、

YKKは、顧客・取引先・社員に利益を分配し続けた結果、
顧客・取引先・社員にとって切り捨てる訳にはいかない会社になってしまった。
私も三方よしを心がけて、だいたい自分の持ち出し分が増えて、短期的な経営はうまく成り立たない場合が多いです。
YKKも当初は持ち出しが多かったのではないかと思います。
リターンが上回るフェーズまで持ちこたえる体力があるかが問題です。

返報性の原理は、時空を超えると言われていて、
海難1980
1890年9月エルトゥールル号海難事故から1985年3月テヘランでの日本人救出の間には95年もの歳月が、、、

なぜ、YKKの品質・シェアとも世界一なのかと言うと、ファスナーを作る機械は全てを内製化し、技術をブラックボックス化。
フランスの原発のような競合他社を競合させない方式を取ったからと考えられます。

話はそれますが、
 フランスの原発は、ノウハウを全く外部に漏らさないで、現地の利用者はスイッチいれるだけ、
 メンテナンスもフランス側が請負うので、トラブルが起こればフランス側の技術者に対応してもらうしかありません。
 買い取った国はフランスに逆らえなくなるので、安全保障の面でも抑止力になっています。

 日本はというと、、、原発のノウハウを、韓国や中国に引退した技術者を派遣して教えてしまったので、
 40年前の日本と同じレベルの原発が、韓国・中国に増殖して、日々事故を起こしています。
 福島の原発事故がいまだに中国で大きく報道されているのは、これらを隠すためのような気がします。
 アメリカは中国国内の原発事故を察知していて、これを公表するように中国に圧力をかけていますが、
 表面化するのはごくわずかです。安全保障の面でも問題があります。

YKKはなぜ上場しないのか?
上場していない大企業といえばカーギル(穀物)・ボッシュ(工具)・LEGO(おもちゃ)・NTTドコモ・サントリー・竹中工務店・ダイソーなどがありますが、

「社会的信用は上場によってではなく、みずから作り上げる。資金調達は増資ではなく金融機関から借りる。信用があって資金を滞りなく払える前提でビジネスを組み立てれば、資金はいくらでも借りられる。万が一資金調達に必要なコストを支払えないようであれば、そんな経営は辞めればいい」
KK創業者吉田忠雄とその経営哲学「善の巡環」を語る

YKKは上場していませんが株式会社です。筆頭株主は従業員持株会
従業員がYKKのオーナーなので、儲けは配当として従業員に返ってきます。
年間休日123日、かなりキレイな社宅、手厚い年金。
仕組み上の必然なのです。

会社の利益と、従業員の仕事のやりがい・給与が重なる、二方よしが成立します。
これに取引先のアパレル企業や、お客様が満足するような製品を送り出せれば”四方よし”

競合他社が株主に配当金を払っている分は、YKKはそれを労働環境の改善や設備投資に回しその分リードして行きます。
常に競合他社よりも10年リードしていると言われているのは、そもそも投資ししている割合が高いからなのです。

ちなみにサントリーは非上場の理由を以下のように説明しています。
- 響30年のようにお酒の醸造には時間がかかるため、短期的な利益を求められる株式公開と合わない
- 株主に気を使いすぎることで商品の味にも影響がでる
- 直接的な利益にならない芸術・文化事業のリストラを避けるため サントリーホールなど

自分の仕事は、目先の利益に走っていないか?仲間や取引先から搾取していないか?
短期的な評価を気にして、本当にやるべきこと(第2領域・緊急でなく・重要)を見失ってないか?

YKKは2021年に定年制度を廃止し、65歳以上でも働き続けられる環境をつくりました。
標語で「職員を大切にします」と言いながら、実際にはこき使っているだけという会社が多いと思います。
制度で社員を大切にしていることが分かります。言動より行動 理屈よりも結果

YKKが世界を席巻できたのは、お客様・従業員・取引先への信用残高(7つの習慣)に振込みまくったからです。
ギバーの成功例と言えるでしょう。
ただしギバーの周りにはテイカーが群がるので、一方的に吸い取られない防御策が必要です。

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 – 2014/1/10 アダム グラント (著),


佐藤進一 
Shinichi Sato official Wim Hof Method Instructor

【佐藤進一の万能健康法サイト】Kindle本ランキング1位を獲得した「ヴィム・ホフ・メソッド実践マニュアル」著者であり現役の整形外科医が、心身の健康と潜在能力開花をもたらす万能健康法をまとめていく。
Wim Hof Method 公式YouTube 日本語版呼吸誘導
おかげさまで32万回再生!

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