作文110番

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

時代とともに変わる「美」と「文章の書き出し」

こんばんは。

週末ごとの読書感想文講座を

楽しんでいる私です。

今も昔も夏休みの宿題・・・

厳密に言うと親子にとっての宿題

の中で読書感想文は

「かなりの大物」という点は

今も昔も変わらないですね。



◆メルマガ登録者には
冊子「(元)採点者だけが知っている!!
『作文審査員・入試担当者はここを見る!』
入試に合格できる作文のコツ」をプレゼント中

※ご希望の方はメッセージかメールでお知らせください。
 PDFを送らせていただきます!
michikomorishita@kcf.biglobe.ne.jp

◆メルマガの感想やリクエストなど
 お気軽にご連絡くださいね!!
michikomorishita@kcf.biglobe.ne.jp




先日、読書感想文講座で

「平安美人」の画像を受講生に見せたところ、

みんな一瞬フリーズしていました(笑)。

現代の感覚からすると平安時代の美の基準は

あまりにも異質で、驚くのも無理はありません。

そう、時代とともに「美人の基準」が大きく変化するように、

実は「読書感想文の書き方」も

大きく変化しているのをご存知でしょうか?



かつて30年ほど前は「僕が読んだ本は○○です。

この本は…」と本の紹介から入るのが主流でした。

まるで本のあらすじを丁寧に説明することが、

感想文の役割だとされていました。




それが数年前になると

「この本の中で特に気になったセリフは『××』です。

なぜなら…」というように

本の中の具体的な一節を切り口に、

自分の考えを深める書き方が

推奨されるようになりました。




そしてそして、今の読書感想文で求められるのは

さらに一歩進んだ「自分の体験」から書き始めるスタイルです。

本を読む前に抱えていた疑問や、

過去の経験、日々の生活の中で感じたこととを

本の内容を深く結びつけるのです!




「この本を読んで、私の○○という体験が、

△△という視点で見えるようになりました」

といった具合です。

下手すると親の世代からすると

「ん?これ何?感想文じゃなくて作文?」

と思えるかもしれません。



これは、単に本の内容を理解するだけでなく、

本を通して自分自身と向き合って

新たな発見や成長を表現する力が求められている証拠です。

とにもかくも時代によって

求められるものが違ってきているということを

念頭に置きながら

私自身アップデートしなくては!

と思っています。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する