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時代とともに変わる「美」と「文章の書き出し」
こんばんは。
週末ごとの読書感想文講座を
楽しんでいる私です。
今も昔も夏休みの宿題・・・
厳密に言うと親子にとっての宿題
の中で読書感想文は
「かなりの大物」という点は
今も昔も変わらないですね。
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先日、読書感想文講座で
「平安美人」の画像を受講生に見せたところ、
みんな一瞬フリーズしていました(笑)。
現代の感覚からすると平安時代の美の基準は
あまりにも異質で、驚くのも無理はありません。
そう、時代とともに「美人の基準」が大きく変化するように、
実は「読書感想文の書き方」も
大きく変化しているのをご存知でしょうか?
かつて30年ほど前は「僕が読んだ本は○○です。
この本は…」と本の紹介から入るのが主流でした。
まるで本のあらすじを丁寧に説明することが、
感想文の役割だとされていました。
それが数年前になると
「この本の中で特に気になったセリフは『××』です。
なぜなら…」というように
本の中の具体的な一節を切り口に、
自分の考えを深める書き方が
推奨されるようになりました。
そしてそして、今の読書感想文で求められるのは
さらに一歩進んだ「自分の体験」から書き始めるスタイルです。
本を読む前に抱えていた疑問や、
過去の経験、日々の生活の中で感じたこととを
本の内容を深く結びつけるのです!
「この本を読んで、私の○○という体験が、
△△という視点で見えるようになりました」
といった具合です。
下手すると親の世代からすると
「ん?これ何?感想文じゃなくて作文?」
と思えるかもしれません。
これは、単に本の内容を理解するだけでなく、
本を通して自分自身と向き合って
新たな発見や成長を表現する力が求められている証拠です。
とにもかくも時代によって
求められるものが違ってきているということを
念頭に置きながら
私自身アップデートしなくては!
と思っています。