mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
土用の丑の日とウナギを食べる風習の背景と現代の楽しみ方について
こんばんは、叶屋福和家本舗です。
暑い日が続いていますね。
暦の上では間もなく大暑です。
そして8月7日は立秋になります 。
立秋は季節が秋へと向きを変える節目です。
この立秋の前十八日間が「夏土用」で、今年は7月19日(土)から8月6日(水)までです。
その最初の7月19日(土)が「一の丑」、真ん中の 7月31日(木)が「二の丑」と呼ばれる土用の丑の日となります。
土用は五行で“土”を司る期間とされ、身体が湿熱により弱る時期でもあるため、古くから黒い食べ物や「う」の付く食材で精を付ける風習がありました。
ウナギはその代表格で、平賀源内が店先に掲げた『本日丑の日』の張り紙で人気に火が付いた話は有名ですが、江戸以前から薬膳的効能で知られており、良質なたんぱく質とビタミンA・B群、EPA・DHAが夏バテや肌荒れを防ぐといわれています。
蒲焼きは、背開きにして蒸してからタレで焼く関東風と、腹開きで素焼きの後にタレを染み込ませる関西風に大別されます。
ご家庭で市販の真空パックをおいしく温め直すなら、湯煎で10分ほど温めてからフライパンで酒を振りかけ皮目を軽く焼くと香りがよみがえります。
名古屋名物の「ひつまぶし」のように、一膳目はそのまま、二膳目は薬味、三膳目は熱いだしでお茶漬けにする食べ方も、暑い夜にさらりといただける食べ方です。
ウナギは、資源保護の観点から国産シラスウナギの漁獲量は絞られており、近年はナマズなどを使った“代用ウナギ”も登場しています。
また、ウナギの産卵場所は今まで特定されていませんでしたが、近年マリアナ海溝付近との研究も発表されています。近い将来、ウナギの完全養殖が可能になる日が来るかもしれません。
私の祖父はウナギ好きだったので、土用の丑の日が近づくと親戚からウナギが届き、ご相伴に預かったことを思い出します。
ウナギ屋さんの前を通った時の香ばしい香りも食欲がそそられます。
今年の夏も猛暑となっています。
丑の日のウナギで栄養を補い、 猛暑を乗り切ってください。
次号では、盆の入り前に知っておきたい迎え火・送り火の意味と準備についてお届けしますので、どうぞお楽しみに。
国産ウナギの千石家秘伝!うなぎ『蒲焼』【 約130g × 1パック 】
https://ec.tsuku2.jp/items/10325321001215?t=3&Ino=000020052500
大人気セット うなぎ笹むし2本・お凌ぎ笹むし3個・お凌ぎ八幡むし3個入|うなぎ割烹 桜家
https://ec.tsuku2.jp/items/41021221231009?t=3&Ino=000020052500