古代インドでは、ルビーは、稀少であり、硬度に優れており（ダイヤモンドに次いで2番目）、
美しくて、神秘的な力を持っているように見えるため、「貴重な石の王」と呼ばれていました。
長い間、生命の源である血に関連付けられているルビーは、インドの宝飾品においてパワーそして若々しいエネルギーの象徴とされていました。
これまで何世紀にもわたって、この7月の誕生石は、不幸や危険を予測できると信じている者もいれば、炎症性疾患を治したり、怒りを鎮めると主張する者もいました。
ビルマの戦士は、戦いで自分たちを無敵にしてくれるものと信じていました。
中世ヨーロッパ人は、ルビーが健康、知恵、富、恋愛の成功を与えてくれると考えました。

ルビーはコランダムと呼ばれる宝石種に属します。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
クロム元素の存在により、本来は無色のコランダムが赤色になります。

＊ルビーの産地
ミャンマー：高品質ルビーの重要な産出地です。
　　　　　　ピジョンブラッド（鳩の血）と呼ばれる鮮やかな赤色のルビーが産出されます。
タイ：濃い赤ないし褐色がかった赤
スリランカ：淡い赤ないし紫がかった赤
その他の産地：マダガスカル、カンボジア、ベトナム、など
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 GIAより