mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
83【すーさんの学校】掲示物はプラス思考で・・・
日本講演新聞社、魂の編集長である水谷もりひと氏の人権に関する講話を聴いたことがあります。
その中で、「ピンクのゾウ」の話しがありました。
人は、「絶対に想像しないで下さい」と言って、「ピンクの像を想像しないで下さい」と言っても、想像してしまいます。
人の脳というのは、そういうものだそうです。
これを聴いた後に、学校の掲示物を含め、いろいろなものが気になるようになりました。
「未成年は喫煙はダメ、イジメはダメ、薬物乱用はダメ」といった掲示物が多いことです。
また、色の使い方も、暗いイメージがあります。
そこで、掲示物を見直すことにして、幸せを感じるようなものや、言葉や詩などを多く取り入れたことがあります。
新聞の記事も、人として生きていくために大切なことを中心に掲示しました。
効果は分かりませんが、雰囲気がよくなったのは間違いありません。
家庭の中で考えてみると、家の中の掲示物や絵などは、プラス思考の物ばかりではないかと思います。
明るく楽しい物ばかりのはずです。
人権に関する標語やポスターを募集すると、「イジメ」という言葉が多いことに気が付きます。
これも、「人権=イジメ」というイメージが強いからだと思います。
「イジメをしてはいけない」と書くよりも、「思いやりや豊かな心を広げよう」と書いて方がいいような気がします。
人の頭の中に、思いやりや豊かな心が残るからです。
だから、「廊下は走らない」ではなく「廊下は静かに歩きましょう」です。
このようなことが気になりだすと、見えない物が見えてくるようになり、言葉の重みを感じられるようになりました。
掲示物ばかりでなく、人の口から発せられる言葉も同じですよね。