德永善也のお米炊飯研究所

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メルマガお米炊飯研究所 配信No.35『田んぼを歩く:北竜町・黄倉さんの有機栽培米田んぼの除草作業』

「もっとお米のこと、知ってみませんか?」

五ツ星お米マイスター Prof. 德永善也が、
【德永善也のお米炊飯研究所】より、
「そうだったのか!」と思わずうなる
“お米のあれこれ”をお届けします。

今回のテーマ:「田んぼを歩く:北竜町・黄倉さんの有機栽培米田んぼの除草作業」

令和7年6月7日、北海道・北竜町の生産者・黄倉さんの田んぼを訪ねてきました。
目的は、千野米穀店本店横で毎年育てている「稲の展示田んぼ」に使う苗、「ゆきひかり」を分けていただくためです。

この「ゆきひかり」は、30年前、北海道による米アレルギーの共同研究で注目された品種で、私も米屋の立場から研究に参加していました。そして、その頃出会ったのが、黄倉さん。以来、アレルギー対応米としての「ゆきひかり」を、ずっと栽培し続けてくださっています。

今年は、なんと1972年(昭和47年)から53年間、一度も化学合成農薬・化学肥料を使っていない田んぼで「有機栽培ゆきひかり」として育ててくださっています。

黄倉さんはこのほかにも、「有機栽培ゆめぴりか」「有機栽培おぼろづき」などを手がけておられます。

訪問時、黄倉さんはちょうど田んぼの除草作業中。田んぼの中を押して歩く除草機で草を取っていました。

除草剤を使わない米づくりは、体にも心にも大きな負担がかかります。昔はご家族やご近所の女性たちが、膝まで泥につかり、腰をかがめて草を一本一本手で抜いていました。それが毎日続く日々。

そんな過酷さを解消しようと、長年試行錯誤を重ねてこられた黄倉さん。今では「ひとりで押して歩ける除草機」を使うことで、作業負担がかなり軽くなったと話してくださいました。安心しました。

こうして、自らの人生をかけて米作りに取り組む生産者がいます。
私たちにできるのは、その想いを受け取り、「買って、食べて、支えること」だと思います。

黄倉さんの除草作業の様子は、ぜひこちらの動画でご覧ください。
YouTube動画はこちら➡ https://youtu.be/7pU0Sa9CXAU

お米の神様へ
作る人にも、食べる人にも、みんなに幸せが届きますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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