作文110番

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

言葉の「まじない」

おはようございます。

昨日、送ったつもりだったメルマガ、

うっかり送信を忘れいていたので

月曜日に配信していますm(__)m

昨日は肌寒い一日でしたが、

今日はいかに?!



◆メルマガ登録者には
冊子「(元)採点者だけが知っている!!
『作文審査員・入試担当者はここを見る!』
入試に合格できる作文のコツ」をプレゼント中

※ご希望の方はメッセージかメールでお知らせください。
 PDFを送らせていただきます!
michikomorishita@kcf.biglobe.ne.jp

◆メルマガの感想やリクエストなど
 お気軽にご連絡くださいね!!
michikomorishita@kcf.biglobe.ne.jp



鎌倉時代の随筆『徒然草』には、

くしゃみをめぐるユニークなエピソードがあります。

ある老尼が「くさめ、くさめ」と呟き続け、

その理由を尋ねると

「坊ちゃまがくしゃみをしたかもしれない。

まじないを唱えねば命に関わる」

と語るのです。




古代では、くしゃみの瞬間に魂が抜け、

悪霊が入り込むと信じられていたとか。

そこで「くさめ」や「くそ喰らえ」

といった呪文を唱えて

大切な坊ちゃまの身を守ろうとしたそうです。
 



この「魂が抜けてしまう。。。」という思想ゆえに

文字として書く際にも名前を書かないことが多い、

つまり古文では主語が省略されています。

受験生泣かせですが💦




さて、現代の私たちにとっては、

花粉症の季節に毎回唱えるのは大変そうですが、

心を落ち着けるための言葉と考えれば、

それもまた一つの“まじない”ですね。

ちなみに「くさめ」の語源には諸説あり、

私は「休息万命(くそくまんみょう)」説が好きです。



意味がなんとなくありがたいので(笑)。

簡単に言うと「とにかく長生きできますように」となります。

私自身もネガティブな言葉をつぶやいてしまった後は、

すかさず「大丈夫、大丈夫」

と唱えるようにしています。



気休めかもしれませんが、

言葉に出すことで思考が変わり、

自分の心をリセットできます。

ぜひ皆さんもお試しを。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する