いつもメールマガジンをお読み頂き、

ありがとうございます。

横浜の赤提灯街、

野毛のさらに奥にある都橋商店街。

そこの場末スナックを舞台にした

【スナック灯台】シリーズ、

いかがでしたでしょうか？

アドラー心理学の名著

「嫌われる勇気」を題材に、

思いの外、長期の連載となりました。

何度読み返しても、

その度に気づきがある本書、

ぜひお読み頂ければと思います。

さて、今回からはまた以前のように

ぼくの気づきや学びを直接お届けする形に

戻していきたいと思います。

引き続き、よろしくお願い致します。

今回のテーマは「書くということ」。

皆さんは日々の中で、

自分の想いや考えを

書くことはありますか？

日記をつけている方、

ぼくのようにメールマガジンや

ブログをされている方、

あるいは小学生の時に作文を書いて以来、

ほとんど書くことなんてないよ

という方もいらっしゃるかもしれません。

ぼくの人生のテーマのひとつが

「整い」です。

この文章は、

カプセルホテルが併設された

名古屋市内のサウナで書いているのですが、

サウナは最高の「整い」の方法です。

サウナについて語り出すと

止まらないのでそれはまた今度。

ぼくにとってはサウナで汗をかいて

整うように、

文章を書くのも

「整い」の大事な方法です。

サウナで身体から汗がほとばしるように、

文章は頭と心からほとばしるように

紡ぎ出されます。

サウナで身も心もすっきりするように、

朝起きて文章を書くと、

その日一日をすっきりと

過ごすことができます。

文章を集中して書いているとき、

意識の向け先を工夫しています。

意識を頭の中に全振りすると、

気持ちのいい文章は書けないんです。

頭の中でうんうん唸っても、

文章は出てこない。

サウナで無理に我慢して、

汗を絞り出しているような感じです。

じゃあどこに意識を向けるか？

それが自分の頭の前方のちょっと斜め上。

そこに浮かんでいるものに、

意識の焦点を合わせて、

そこから降りてくるものを

言葉にしている感覚です。

そうやっていると、

自分でも思ってもいなかった言葉が、

パソコンのスクリーンに、

あるいはノートに現れてきます。

そうやって書かれた文章は、

あとで読み返しても、

本当にぼくが書いたものなのか

不思議に思えてきます。

わたしという存在は、

水路のようなものなのでしょう。

わたしという水路を通って、

なにかが流れている。

サウナで流れる汗も、

口から摂取した水が

ぼくの身体を通って流れ出したもの。

文章として紡がれる言葉もまた、

ぼくの頭と心を通って流れ出したもの。

水が地球を循環するように、

言葉もまた人から人へ、

あるいはなにかもっと大きな存在から

人へ、流れ、巡り、

湧き出しているものだと思うのです。

書くということ、

それはわたしたちが

自分を表現することではなく、

受け取ったものを送り出す行為

なのだと思います。

わたしという水路から送り出された言葉が

澄んだものになるか、ドブ水になるか、

それはわたしという水路次第。

最初はドブ水でも、書けば書くほど、

たくさんの水が水路のヘドロを

流すことでしょう。

心の中の想い、

頭の中のグルグルした考え、

書き出してみてはいかがでしょう。

きっと心が、頭が、

澄んでくるのが分かります。

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今日もここまでお読み頂き、

ありがとうございました！

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