作文110番

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え?誉め言葉じゃないの?

こんにちは!

昨日から関西に来ています。

週末は警報級の大雨・・・

という天気予報にびくびくしていましたが、

関西到着後は傘なしで過ごせてホッ。


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お花が美しい季節になりましたね!

いつもは近場であっても

車を使って出かけることが多い私ですが、

最近は道端に咲き誇るお花を愛でるべくして?

あえて徒歩にすることが多くなりました~。



さて、本来は「お花畑」という言葉、

美しく穏やかな情景を表すはずのもの。

しかし「あの人、お花畑だから…」

というように、

皮肉や揶揄の意味で使われることが

多くなっています。



え???なぜ???

と幼いころは不思議でした。

今は分かります。

国語的に言えば、

比喩表現としての「お花畑」が、

現実とのギャップを強調する役割を

担っているからです。



つまり、「お花畑」が美しいからこそ、

あえて反対の状態に対して使うことで

ギャップが強調されるのです。

現実の厳しさを直視せず、

理想や感情ばかりに流されている・・・

「現実離れした夢の世界=お花畑」

と表現することで、

批判や警鐘の意味が込められるのです。



対比する言葉をあえて皮肉に使う。

それが比喩の奥深さであり、

日本語の面白さでもあります。

いわゆる素敵な意味、

誉め言葉を聞いたとき、

その裏にある意味を感じ取れるかどうか

これぞ「読解力」です。



あ、ちなみに私は

どんな言葉も誉め言葉として

受け取ります(苦笑)。

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