【たとえ作り笑いでも、続けていれば本物になる】

これは一燈園の同人として活動していた石川洋先生が、ある研修先で語られた言葉です。

笑顔がつらい時もあります。でも、どんな時も笑顔を続けることで、それはやがて本物になる。
悲しみの中で、怒りの中で、それでも笑おうとする姿勢こそが、人の心を動かすのかもしれません。


聖書も「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい」（Ⅰテサロニケ5:16）
と語ります。

「できる時だけ」ではなく、「できない時にも」続けること。
その積み重ねが、心の在り方を少しずつ変えていくのでしょう。


星野富弘さんの詩にも、こんな一節があります。
笑顔で挨拶を交わし
小さなことにもよろこび
嘘を言わず
悪口も言わず
全てのことに感謝し
人のしあわせを祈る
一月一日の気持ちを
皆がみんな
十二月三十一日まで持ち続けていられたら
美しい国になる
（『速さのちがう時計』より）


笑顔、喜び、感謝、祈り。どれも「続ける」ことで、本物になっていくのかもしれません。
（出典：石川洋先生の講話／星野富弘『速さのちがう時計』より）


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