德永善也のお米炊飯研究所

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メルマガお米炊飯研究所 配信No.25『田んぼによってお米の美味しさは違うのか?』

「もっとお米のこと、知ってみませんか?」

五ツ星お米マイスター Prof. 德永善也が、
【德永善也のお米炊飯研究所】より、
「そうだったのか!」と思わずうなる
“お米のあれこれ”をお届けします。

今回のテーマ:「田んぼによってお米の美味しさは違うのか?」

お客様からよくいただく質問があります。
「どこの産地のお米が一番美味しいの?」
「やっぱり産地で味が違うんですか?」

たしかに、「新潟県魚沼地方」や、北海道の「蘭越町」など、有名な産地には名高いお米があります。
蘭越町では毎年『米-1グランプリinらんこし』が開かれ、私も審査員として参加しています。
その中でも蘭越の生産者がグランプリを取ることが多いのも事実です。

しかし、米屋として長年現場に携わってきた経験から、私はこう思っています。
「美味しいお米を決めるのは、必ずしも産地だけではない」と。

もちろん、産地の条件―良質な土壌、豊かな水、寒暖差などは美味しさに影響します。
でも、決め手になるのは「誰が、どうやって作ったか」です。

肥料設計、水管理、苗づくり、収穫時期の見極め、乾燥や精米の工夫。
ひと粒のお米が食卓に届くまでには、実に多くの手間と判断が積み重なっています。

そして何より、その中心にいるのが「人」です。

名の知れた産地でも「うーん……」と思うお米に出会うことがあります。
逆に、条件が不利な地域から感動的に美味しいお米が届くこともあります。

産地を超えるのは、生産者の情熱と誠実さ。

千野米穀店が長年お付き合いしている生産者の皆さんは、
そんな「人柄の素晴らしさ」を持った方ばかりです。
天候不順の年も、責任をもって最高の状態で届けてくださいます。
そうした一粒ひと粒に、私は深く頭が下がる思いです。

ぜひ皆さんにも、産地にとらわれず、いろいろなお米を楽しんでいただきたいと思っています。

『お米の味わいは、人がつくる』

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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