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メールマガジン バックナンバー
見る目ある?!
こんにちは。
作文110番の森下です。
20数年前の4月、海外旅行をした際に
諸所の事情から私1人だけが
2泊延泊、つまり帰国が2日遅れることがありました。
身体は元気だったので
めちゃくちゃ楽しい2日間を過ごしたことを思い出します。
この話を周囲にすると皆にドン引きされますが、
なぜ?と思う私です。
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高校の古文、堤中納言物語の中に収められている
「虫めづる姫君という作品があります。
私はこの作品を読むたびに、
姫君…本質をついている!!と感心するのです。
彼女は、毛虫や変わった虫をこよなく愛し、
当時の女性たちがしていたお化粧やお歯黒を
まったくしません。
そしてその理由がまたすごいのです。
姫君は、ありのままの姿を認め、
毛虫がやがて美しい蝶になることを知っており、
その「変化」に魅力を感じているのです。
つまり、「見た目で判断してはいけない」
「本質を見抜く目を持つことが大切」
という考えを持っていたのです。
とはいえ、時代は平安時代・・・。
まわりの人たちからは「変な人」と思われていたのです。
惜しい!!今の時代だったら
「多様性を大切にする人」「本質を見抜く人」
として、むしろ称賛されるかもしれません。
むろん、なんでもかんでも
「多様性」という言葉を振りかざして
自分本位で行動することはよくないですが、
本質を見るという点は高く評価されるでしょう。
いやはや、価値観って、時代とともに
変わるんだなあとつくづく感じます。
というわけで私は周囲からよく
「そういう視点なんだ~~~。」
と感心(あきれられる?)されますが、
貫きまーす(苦笑)。
少なくとも保護者やその他の大人たちが
子供の欠点ばかりを上げたとしても、
私はあまり気にならないです。
むしろ目の前の子のいい点を見つけて、
そこをいかにして生かすかが得意だと
自負しています。