mimoza musica(ミモザ ムジカ)ピアノ教室

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「うるま市の教室から大きな音楽の旅へ」〜教室の先生が見ている“もう1つの舞台”

【mimoza musica泉先生の活動をご紹介♪】

 こんにちは!いつも教室へのご理解とご協力をありがとうございます。
そして、今月、ご入園・ご入学を迎えられた皆様、おめでとうございます。
今日は、私が教室外で取り組んでいる音楽活動について、少しご紹介させてください。

 私は現在、「宮良長包(みやら ちょうほう)協会」という音楽団体で事務局長を務めています。
この協会は、沖縄の宝と称される作曲家・宮良長包の作品を、次の世代へと歌い継ぐために設立された団体です。

 長包先生の作品は、沖縄の伝統音楽に根差しながらも、どこか懐かしく、人の優しさや郷愁を感じさせる温かいメロディーばかり。
皆さんがよくご存知の曲ですと、「えんどうの花」「赤ゆらの花」「汗水節」だと思いますが、かつては学校の音楽教材として県内各地で歌われ、親しまれてきました。

 私たち協会は、「長包先生の音楽を、もっと多くの人に、もっと遠くへ伝えたい」
そんな思いで、演奏活動や資料収集、地域との連携事業などを行っています。

 先日、その活動の一環として、八重瀬町にある「汗水節(あしみじぶし)」の歌碑へメロディーボックスを寄贈いたしました。
これは、3月15日「宮良長包の日」記念事業として行ったものです。

「汗水節」は、長包先生が作曲し、沖縄県内で長く愛されている楽曲のひとつで、社会教育や地域行事でも多く歌われてきました。
昨年はその歌詞を手がけた八重瀬長出身仲本稔氏の生誕120周年、さらに八重瀬町が「汗水節の里」と宣言して10周年という節目の年でもありました。
今年2月には「汗水節モニュメント」も完成し、今回の寄贈とタイミングが重なったことで、多くの方々に喜んでいただけたように思います。

 メロディーボックスには、宮良長包協会合唱団による合唱版と、八重瀬町の新垣成世さんによる三線版、2つの音源が収録されています。
当日は、地元の方々や町長・副町長・教育長・議会長など多くの関係者にもご臨席いただき、式典も大変あたたかな雰囲気となりました。
私も合唱団として出演し、素晴らしい仲間たちとともに、ミニコンサートをお届けしました。また、その様子も八重山毎日新聞、沖縄タイムス、琉球新報にも掲載していただきました。

【出演者】
ソロ:大湾朝子、喜納和、屋良ありさ、津下美奈子
合唱:宮良長包協会合唱団
ピアノ:浜元華織/三線:入里叶男

イベント終了後には、協会のメンバーで宮良長包先生のお墓を訪れ、無事に終了したことをご報告しました。

このような活動を通して、音楽の持つ力や、地域とつながる大切さを日々実感しています。
私自身が音楽を通して学び続けることで、子どもたちへの指導にも新しい風を届けられたら…と願っています♪

お子さまたちが通うこの「小さな音楽アトリエ」からも、世界が広がっていくような、そんな場所でありたいといつも思っています。

今後も、地域や文化に根ざした活動を続けながら、教室でのレッスンにもその経験を活かしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします♪

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