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お米の紹介。
いつも旅流草一郎を応援してくださりありがとうございます。
本日はライブではなくお米農家さんの紹介をしたいと思います。
自分には仲良しのお米農家の方が一人だけいます。その方と知り合ったのは2004年の中越地震の時でした。自分は災害活動ボランティアとして中越に入り、この農家の方と出逢いました。この方は名前を佐藤さんといいます。小千谷市の山間に棚田で稲作をしていらっしゃいますが、当時は全ての田んぼの底が抜けて大変な被害に遭われました。その後、田んぼの復旧が進む中で自分が参加していたボランティアチームの提案で佐藤さんはネット通販という不慣れな事業にも挑戦して下さいました。当時はネット通販を展開する農家は台頭しておらず、それが功を奏したのか佐藤さんのネット通販は軌道に乗り、見事あの大災害から復興を果たしたのでした。もちろん、そこには佐藤さんが守り抜いた棚田があり、手塩にかけて育てたうまい米があってこそ成し得たことだと思います。それを裏付けるエピソードを一つだけ紹介致します。一度、佐藤さんが東京某所まで軽トラで米を直販しにいらした時に同行させてもらった時のことです。軽トラを止めて商店街で店を開くと、聞きつけた地元のお米屋さんが怪訝そうにやってきてどんな米か見せてみろと言ってきました。佐藤さんがお米を見せると、お米屋さんは目を丸くして「いい米じゃねえか、うちに卸してくれ」。と、手のひらを返すように詰め寄りました。でも、佐藤さんは農家からご家庭に直接売りたくて新潟からやってきたので勘弁して下さいと言ってお米屋さんを追い返してしまいました。お米屋さんが買いたがるお米を是非一度食べてみて下さい。佐藤農場のツクツクのショップのリンクを貼っておきます。
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000034124
追記:旅流がこのツクツクでオンラインショップを運営するようになったのは実はこの佐藤さんの紹介です。佐藤さんからは2年間もの間ラブコールがありました。その間、佐藤さんは「ツクツクは個人事業主が一緒に応援し合える仕組みがあるから、草ちゃんやみんなと一緒にやりたいんだよ」と言ってくれました。
佐藤さんとは長い付き合いで今後もそれは変わることはなかったですが、たまにFaceBookなどでお互いの近況にコメントするくらいが精一杯のやり取りでした。そんな遠く離れた農家と無名の歌手がそれぞれの事業に日々関われるのがツクツクでした。