德永善也のお米炊飯研究所

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德永善也の炊飯研究所 メルマガ配信No.1 『コメとコメ』


「もっとお米のことを知ってみませんか?」

五つ星お米マイスターの資格をもつ、私、德永善也が
「德永善也の炊飯研究所」と題し
「そうだったのか!」
というような、“お米のこと”をお届けします。


記念すべき第1回目は、
メルマガ登録者へプレゼントしている『コメとコメ』
全20種の中から「納豆に合うごはん」をお送りさせていただきます!



そもそも「コメとコメ」ってなんぞや?
ことの発端は10年前、カニの写真がプリントされたお土産用のお米を作ろう!
と思い立ちました。
北海道を満喫して帰ってきて言うんですよ、
「カニ買ってきたよー!」
と開けたら、中身はお米!?
「カニじゃないじゃん!」
というような遊び心からでした。

ひとつが2合分(300g)で持って帰りやすいもの、
カニだけでなく、時計台やテレビ塔などの名所が描かれていたら、と構想はしたものの
当時の印刷機だと色の具合などなかなか実現は難しくうまくいきませんでした。

それが2年ほど前に新しく印刷機を導入し、実現が可能になりました。
よし今度こそお土産向けのお米を作ろう!と挑戦するときに選んだお米が
“ブレンド米”でした。

元々ブレンド米というのは関西より西の文化で受け入れられており、
関東以北では「安い米を混ぜてるんじゃないの?」と疑われ
なかなか受け入れられない、という背景がありました。
当店千野米穀店大丸店でも「ゆめぴりかブレンド+」として販売していましたが
売り上げはなかなか伸びず……。

ところが「結-MUSUBI」と名前を変えたところ、ものすごく売れたのです!
それを見て消費者はブレンド米自体への抵抗がなくなってきているんじゃないかと
体感したわけです。

そこで思いついたのが『コメとコメ』
納豆に合うお米、海鮮丼に合うお米、オムライスに合うお米、
と料理ごとに合うお米を作ったら面白いんじゃないかと。

丼の汁が絡みやすいように、とか
卵かけご飯の卵のなめらかさが際立つようにしっとりと、とか
ブレンドすることでそれぞれの料理の良さが引き出されるのです。

全20種、全て違う掛け合わせ、同じ割合のお米は1つとしてない
選ぶ楽しみがあるでしょう?



じゃあそもそも何故ブレンドするんだってハナシ。
もちろん単品品種でも美味しいのだけど、
粘りの強いお米(7割)に粘りの少ないお米(3割)を混ぜると、
食感が中間に寄って食べやすくなるとか
お米の教科書にも書かれています。

逆に、あっさりめが好きだという方は
粘りの少ないお米(7割)に粘りの強いお米(3割)
とすると、あっさりの方に寄る。

7:3はブレンド米の黄金比なのです。



当社のブレンド米にはどのお米を掛け合わせたか、比率まで明示しています。
店舗ではその場で精米ができるので、同じブレンドをつくることもできますし、
お好みに合わせて割合を変えたりもできます。

正解はありませんから、自分で選ぶという楽しみがあるわけです。

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