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#14 佐藤進一の万能健康法 お酒を代謝するためのTips

#14 佐藤進一の万能健康法  お酒を代謝するためのTips


ヴィム・ホフ・メソッド認定インストラクターの佐藤進一です。


 2022年7月からヴィム・ホフ・メソッドのワークショップを提供して2年半、「呼吸法と寒冷暴露で健康になろう」というテーマに、ワークショップを提供してきました。ところが、横谷温泉旅館で一泊二日のリトリートを開催すると、「人生が変わりました」という感想を頂くようになりました。ワンデイでも10人に1人くらいはそんな経験をされる方がいますが、リトリートや雪山ツアーでは参加者の半分くらいから、「人生が変わった」という趣旨の感想を頂きます。「人生観が少し変わった」から「独立・起業しました」「脱サラして田舎に引越しました」まで、様々な人生の転機に立ち会えたような気がしています。

 そんなわけで、1dayワークショップより人生を変える可能性の高いリトリートや雪山ツアーを多く開催したいと思っています。しかし、消費者の動向というのいうのは、費用対効果ではなくて、安い方に流れてしまいます。ビジネスとしては無料小冊子(PDF)・フロントエンド商品からアップセルというのが定石なのはそのためでしょう。まずは認知から、体験してもらって、最終的にリトリートや雪山登山ツアーで自分の潜在能力・本当の自分に触れる機会を提供したいと思っています。


 経験的に、野生酵母のお酒を仲間と一緒に飲む事で、腸内細菌を一致させると、チームビルディングがとても簡単になります。そこで、リトリートや雪山登山では、野生酵母のお酒をみんなで飲んでいます。


 ここで私がお酒に弱いという問題があります。具体的にはADH1B 活性(アルコールをアルデヒドに分解するのはまあまあ)でALDH2低活性(アルデヒドを酢酸に分解するのが遅い)なので、一定以上のペースでお酒を飲むと、アルデヒドが溜まって気持ち悪くなるというタイプです。日本人の15%程度がこの遺伝子型に該当します。


 そこで、大学一年生の時に、生化学の先生から、「お酒を飲む時に、お酢を飲むと酔いにくくなる」という話を聞いた事を思い出しました。


酢酸(CH3COOH)+ エタノール(C2H5OH)

←→ 

酢酸エチル(CH3COOC2H5) + 水(H2O)


加水分解と化学平衡


 エステル化反応は、C-O と O-H の結合が切れたり、くっついたりする反応です。

 この反応物と生成物のエネルギー差がすくないため、反応が一方的に進行することはなく、行ったり来たりして、平衡状態になります。


 エステル化反応を十分に進行させたい場合は、生成物の水を反応系から取り除いて平衡を右に傾けることが出来ます。(ルシャトリエの原理・Le Chatelier's principle

 実験室では、濃硫酸を加えると触媒の H+ を供給するとともに、生成する水を水和する(脱水作用)ため、平衡を右(エステル側)に傾きます。

 人体(in vitro)では濃硫酸は使えないので、水素水でH+の供給だけを行いエステル化反応を促進します。

 アイスバス中の頭痛も水素水で皆無になりましたが、水素水は水素が抜けてしまうのと、持続時間が短いので、添加物のない水素カプセルを使っていました。一粒約900円となかなかお高いので、今では代理店契約して、安く仕入れています。


水素を試そうと思ったのは、水素ガス吸入療法は、2016年に厚生労働省によって「心停止後症候群」を対象として先進医療Bに認定。研究では生存率が20%以上改善などの有望な結果が得られたものの、2022年に先進医療Bから取り下げられた。という経緯があったからです。



 また、反応物(お酒とお酢)を過剰に用いることでも、平衡を右(エステル側)に傾けることが出来るので、”お酒を飲みすぎたときほど、お酢が効く”という事になりそうです。

 実際には、つまみを食べながら飲むので、とくにチーズを一緒に食べると全くお酢が効かない感じがします。レクチン感受性と関係があるのかもしれません。


 お酢にも好みがありまして、私のお勧めは

リンゴ酢 パイン黒酢 

の2つです。


リトリートの時にリンゴ酢を飲まされたと言う人も多いと思います。リトリートの体験は忘れてしまったのに、飲み会には小瓶にリンゴ酢を持っていく習慣がついたとか、、、


リンゴ酢2-3ccを水で薄めたものと、水素カプセルを飲んでから、お酒を飲み始めると、リンゴ酢でエステル化平衡を起こし、水素でエステル化を促進することになります。1割程度のアルコールが飲む前に胃で反応して酢酸エステルになるのではないかと考えています。


アルコールは胃や腸から吸収されて肝臓でアセトアルデヒドに分解されて、次に酢酸、最終的に水と炭酸ガスまで分解されて体外排出されます。このアセトアルデヒドから酢酸への反応に酸素が必要なのですが、肝臓の仕事量が多すぎると、この過程が効率よく進まず、活性酸素ができてしまいます。この活性酸素は水素で中和されて水になります。つまり水素はエステル化促進と活性酸素の中和という二つの働きで、悪酔いを緩和するのです。



佐藤進一

Shinichi Sato official Wim Hof Method Instructor

【佐藤進一の万能健康法サイト】Kindle本ランキング1位を獲得した「ヴィム・ホフ・メソッド実践マニュアル」著者であり現役の整形外科医が、心身の健康と潜在能力開花をもたらす万能健康法をまとめていく。


2025/03/14 20:30-22:00 満月の呼吸法ワークショップ(zoom)by Dr.Sato - 佐藤進一の万能健康法サイト


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