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米不足なのに「米の輸出額が過去最高」!?どういうこと?
こんばんは!
北海道の米農家・ヒンナファームの山崎雄介です🌾
今の時期は事務作業でパソコンとにらめっこしてばかり。
確定申告、営農計画、経営のことばかり考えていて頭が痛いです😵
あと1ヶ月もすれば雪が溶け、いよいよシーズン到来です。ついこの間まで正月だった気がするんですが・・・🤔
今回のメルマガは前回に続き、お米を取り巻くニュースについての話です。
◆米不足なのに「米の輸出額が過去最高」!?どういうこと?
2月4日に農水省が「2024年の米の輸出額が過去最高の120億円を突破」と発表しました。
このニュースに対し、SNSでは「国民が米を買えず困ってるのに輸出を増やすなんておかしい」という論調が見られました。
一部メディアでは「茶碗7億杯分」と表現され、とんでもない量が海外流出している印象を受けます。
確かにこの情報だけ見れば怒りたくなる気持ちもわかります。
では、次のデータを見てみましょう。
・2024年の米の輸出「量」は4.5万トン
・2024年の米の生産量は679.2万トン
ここから計算すると、生産量に対する輸出量の割合はおよそ0.6%です。
この量を国内に戻したとして、米の価格は下がるでしょうか?
次にこちらのデータを。
・2024年の米の輸出量は4.5万トン(再掲)
・国内の米の消費量は毎年およそ10万トンずつ減っている
ということは前年に比べて、単純計算で5.5万トン需要が減っていることになります。
数字だけ見れば、米不足どころか輸出してもなお余っている状況です。
米の生産目標は需要に合わせて設定されますので、この結果を見る限り
「今年はもっと米の生産量を減らしましょう」
となりますよね。
農水省も馬鹿ではありません。
米の生産量を下げ、水田を減らせば国力が落ちるのは百も承知です。
しかし日本人は米を食べなくなっている。今の状態では生産量を減らさざるを得ない。
ならば海外に販路開拓して需要を生み出そう。
その取り組みの成果が「過去最高」というわけです。
少なくとも私は、この件について農水省を責めるのはちょっと違うなぁと思っています。
皆さんはどう考えますか?
**********
結局、私が言いたいことはいつも同じです。
「もっと米を食べよう!」
美味しい米をモリモリ食べれば、心身の健康、経済の循環、国力回復になり一石三鳥💪
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以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
明日も美味しく楽しい一日をお過ごしください!
HINNA FARM
山崎雄介
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