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メールマガジン バックナンバー
裏をかく・・・
こんにちは。
作文110番の森下です。
今日は節分!
旧暦では立春が新年の始まりとされているので、
立春の前日、つまり節分の日がいわゆる大晦日。
いやはや年度末に当たる1月下旬・・・
いろんなことがありました💦
今日は思い切り邪気を払います!
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中学生の教科書に出てくる古文と言えば・・・
枕草子、徒然草、平家物語!!
この3作品は定番ですね!
特に枕草子では「をかし」「あはれ」という言葉が
共に「趣がある」という意味だと学びます。
若干のニュアンスの差があるにしても一応、
現代語訳としては皆「趣がある」と学び、暗記します。
ところが、が、が、
その裏をかいてくる入試問題が
あちこちの県で出題されているので要注意です。
某県では「あはれ」を含む文の意味を
4択で選ばせる問題でした。
生徒は「あはれ」≒「趣がある」なので
文末が「いい意味」を選び、✕。
答えは「哀れだ」が正解だったのです。
また別の県の入試問題では
「をかし」の意味として「滑稽だ」が正解なのです。
中間期末の勉強をしっかりと行っている生徒は
「趣がある」を迷わず選んでしまい✕。
実は「あはれ」には現代語と同じで「哀れ」、
「をかし」にもやはり現代語と同じ「滑稽だ、おかしい」
という意味があるのです。
古語にはいくつもの意味があり、
下手するといい意味と良くない意味の両方を含む場合も
しばしばなのです。
そのことを念頭に置きながら、
文脈から「いい意味」なのか
「良くない意味」なのかを判断して
選択肢を選ぶようにしましょう。
くれぐれも「自分が知っている、覚えた意味」
だけが正解とは限りません。
全体の意味をしっかりと把握することを心がけるのが大切です。